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MOSSの理念を紐解いてみる。

こんにちは。UVERworldの「PRAYING RUN」が日々の原動力のひろです。
この曲を聴くと挑戦しよう、努力し続けようと奮い立たせられます。良かったら歌詞だけでも見てみてください!

今回は、こちらの記事でむらっちが話していた理念について、具体的に紐解いていこうと思います。

また、心理学を1ミリも学んだことがない人間が自分なりの解釈で思ったことをただ話しているだけなのでご容赦ください。この記事の内容を事業をやっていく中で仮説検証していきたいなと思ってます。

話は以下の3章で構成しています。

① 「思いやりでつながり、広がってゆく世界」とは

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「思いやりでつながり、広がってゆく世界へ。」
これがMOSSの理念です。
第1章では、MOSSでこの世界をどう定義しているのかを説明していきます。
簡単に表現するために思いやりでつながることを「思いやりの連鎖」という言葉で表現することにします。

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思いやりの連鎖」にはいくつか種類があります。
自身との関係の深さで5つのフェーズに分けています。
どのフェーズからでもいいと思いますが、自身と近ければ近い方が思いやりを届けるハードルは下がると思うので、Phase1からPhase5へ思いやりを届けられる範囲が成長していくことをイメージしています。
それでは、一つ一つ説明していきます。

Phase1. 自己への思いやりの連鎖
Phase2. 家族間の思いやりの連鎖
Phase3. 友人間の思いやりの連鎖
Phase4. 会社内での思いやりの連鎖
Phase5. 他人への思いやりの連鎖

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Phase1は自己への思いやりの連鎖です。
むらっちが記事でも話していましたが、「セルフ・コンパッション」という言葉があるので調べてみましょう。

「セルフ・コンパッション」(self-compassion)とは、自分に向ける「思いやり」「優しさ」「慈しみ」のことであり、自身の「強み」(長所)・「弱み」(短所)を認め、どんな状況下でも「あるがままの自分」を肯定的に受け入れられる心理状態のことである(松山, 2019)。

小さいことでもいいので、自身を思いやれるようになるとさらにその思いやりをきっかけに「あるがままの自分」を肯定的に受け入れられる範囲が徐々に広がっていきます。
これが「自己への思いやりの連鎖」です。

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Phase2は家族間の思いやりの連鎖です。
家庭環境は子どもに大きな影響を与えます。思いやりで満ちた家庭環境で育った人が、新たな家庭を作ったら同じように思いやりで満ちた家庭をつくり、そこで育った人はまた新たな思いやりで満ちた家庭をつくり…と連鎖していきます。
これが「家族間の思いやりの連鎖」です。

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Phase3は友人間の思いやりの連鎖です。
友達に何かいいことをしてもらった時、自分もその友達に何か返してあげたい、他の友達にもやってあげたいと思ったことのある人は少なくないと思います。
このように、思いやりを届けてもらった人はさらに別の友人に思いやりを届ける、という思いやりの連鎖が生まれます。
これが「友人間の思いやりの連鎖」です。

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Phase4は会社内での思いやりの連鎖です。
権力の強いものから下に矢印を引いてしまいましたが、こちらも相互に思いやる関係が私は好きです。
会社から社員に、上司から部下に。思いやりをもって育ててもらった人が上司になったらきっと部下にも思いやりをもって接したいと思えるはずです。
これが「会社内での思いやりの連鎖」です。

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Phase5は他人への思いやりの連鎖です。
Phase4までとは違い、一気にスコープが広がるのでハードルが高いです。
しかし、これも今まで同様知らない人からでも思いやりを届けてもらったら嬉しいものです。Phase4までのベースを作り、徐々に他者への思いやりが出来る人が増えれば自ずと連鎖が広がっていき、自然とお互いに手を差し伸べられる世界になるのではないかと思っています。
これが「他人への思いやりの連鎖」です。

②「思いやり」はどうしたら生まれるのか

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心理学について学んだことがない私が書いているので、疑問点やツッコミどころもあるかもしれませんが、「思いやりでつながり、広がってゆく世界」が少し鮮明になったのではないでしょうか?
第2章では「思いやり」も持つためには何が必要なのかについて紐解きます。

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早速結論ですが、思いやりを持つためには「心に余裕を持つこと」が大事だと思います。

図の「SELF」はストレスや悩み、楽しいことでもいいですが自分のことに目も向けている状態です。自分のことで精一杯で心に余裕がない人は、自分以外のことを考える余裕がないため、思いやりを届けるのが難しいはずです。

心に余裕があれば視野が自分以外のところに向き、思いやりを届けやすくなります。

第1章で話していた「思いやりの連鎖」に当てはめると、思いやりを届けてもらった人は「SELF」が取り除かれ、心の余裕が生まれます。その生まれた余裕の分、思いやりを届けて、届けてもらった人にも心の余裕が生まれて…と連鎖していくというイメージです。

心の余裕」は「思いやりの連鎖」の実現において、重要なキーワードになります。

③どうやって理念を実現するか

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いよいよ、最終章です。
第3章では1,2章で話した内容を元に「思いやりでつながり、広がってゆく世界」の実現に向け構想をお話します。

第2章でお話したように「心の余裕」がキーワードになりそうだと考えました。
では、私個人や心に余裕のある人が「思いやりの連鎖」の起点になって広げていけばいいのか?と考えたましたが、個人の影響範囲ではやはり限界があります。
では、最高のwebサービスを作って世の中に広げていけば、「思いやりの連鎖」の起点になる人が増えてより多数の人にアプローチ出来るのではないか?と考えましたが、それも限界があると思いました。どんなに技術が発展しても、人の心の課題を本質的なところから解決できるのは人だけだと考えているからです。

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そこで鍵を握っているのが、心のプロである「心理職」の方たちです。この記事の表現を用いると心理職は「心の余裕」を生みだすプロです。

そして、図の右上から始まるように心理職を起点に「心の余裕」を持った人が増える連鎖の仕組みを作ることで「思いやりでつながり、広がってゆく世界」が実現できると考えています。

しかし、もちろんそこには課題が存在します。
それは「どうやって心理職の方を起点とするか」というものです。

残念ながら現在の日本ではカウンセリングやコーチングを受けることは一般的ではありません。それどころか抵抗感や偏見すらあります。それゆえ、心理職が活躍できる場や機会はそう多くないのです。

何故なのか?原因は2つあると思っています。図の左上に記載していますが、「心理職の質と認知」の問題です。恐らく、あげるとキリがなさそうですが、だいたい以下の認識です。

*質の問題
・質にばらつきがある
・教育体制が整っていない
*認知の問題
・なんとなく怪しい
・なんとなく精神的弱者が使うイメージ
・成果がわかりづらい

心理職の質と認知」の問題を解決することこそが「どうやって理念を実現するか」の答えになります。

そして、それを解決するための現時点(2020年2月22日)での事業構想はこちらのnoteに書かれています。ぜひぜひ、こちらもお読みいただければと思います。

最後に

最後まで読んでいただきまして、ありがとうございます。

少しでもMOSSの目指している世界や解決したい課題に関して知っていただけたら嬉しいです。

ご質問やご指摘がありましたらコメントに書いていただければと思います!

それでは、今後ともMOSSをよろしくお願いいたします。

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