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HSS型HSP とにかく飽きる

若い頃から自分の性質について共感が得られないって思ってきた。バラバラすぎて一言で表現しにくい性質。自分の中でモヤモヤしていたものが、一転スッキリしたのが、このHSS型HSPってやつだった。

始めはHSP:Highly Sensitive Personだと思ってたけど。全然反対のものもあって。調べているうちに辿り着いたHSS:High Sensation Seekingという性質。

これが、かなりしっくり来るのだ。

性質として一番納得ができたのが......

飽きっぽい。

これ、結構辛い。”いつも同じ”に苦痛を感じる。今流行りのルーティーンなんて一番つまらない。例えば、小さい頃から毎日同じ家で同じ壁で同じベットで寝るなんて、つまらないって思ってた。今日はたまに廊下で寝てみたいな。外に布団を引いて寝てみたいな。寒い日に、外でスキーウエアを来て寝てみたら楽しいかも?なんて。ちなみに寝る時間に実際にスキーウエアを着てベランダに出ようとして、母親から冷たい目で見られ、ただの注目を浴びたい面倒臭い子供という扱いをされたというのは、いまだに記憶に強烈に残っている。仕方がない、だって想像が膨らんでワクワクするのだ。小学校への通学路も、同じが面白くなくてちょこちょこ道を変えていたっけ。文房具を変えたり、用途が違うポーチを筆箱に使ってみたり。

この性質は大人になると、社会人の私にとって生きづらい要因となっていった。通勤に飽きる。毎日同じ職場の人に飽きる。同じ道具に飽きる。同じ方法に飽きる。職場の雰囲気や匂いに飽きる。同じ時間に飽きる。同じ動作に飽きる。同じ悩みや不満に飽きる。体制の悪さや、社会の非情や理不尽さにも飽きた。同じ職場だと、1年で飽き始め、2年で限界がくる。転職を考えるとワクワクするのである。新しい世界を知ることができるということに。

そして、現在は、同じ考えや体験、知識に飽きる。本当は極めていかなければいけない職種にもかかわらず、早々に飽きてしまって、新しい刺激を求めてしまう。そんな自分に自己嫌悪してしまう。どんどん、歳を重ねるごとに技術や知識、経験を深めて成長している周りに比べ、移り気に楽しいこと、ワクワクすることばかり求めて行動する割に続かないため極められない。なので積み重ねというものができない。こんなアラフォーになっても、薄っぺらい社会人だということに途方に暮れるのである。

ある意味、想像や、行動の自由さを大切に生きてきたのだが、だんだん歳と共に若気の至りという技は使えなくなり、こんな自分を否定的に思うようになった。

何も成し遂げていない。これ、よく頭に浮かぶワードである。

だからと言って、この個性は、嫌いではなく何かに生かせるはずと思って止まないという厄介な性質。同じことを強いられる人生を思うと絶望とも拷問とも思える人生に感じてしまう。

世界で6%しかいないと言われているHSS型HSPという、この性質に共感してもらえる方がもしいたなら。

そう思って自分のことをさらけ出してみた。



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