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職場モンスターの退治法

あなたの職場にもいますか?職場モンスター。


パワハラモンスター。モラハラモンスター。セクハラモンスター。
陰口モンスター。悪口モンスター。揚げ足取りモンスター。
嘘つきモンスター。ゴシップモンスター。下品モンスター。などなど。

人間色々いますから、価値観が合わないな。程度でスルーできれば良いのですが、攻撃性の高いモンスターもいますし、
職場だとそうもいかないことも多いですよね。
そんな中、私が実践している、モンスター退治法はこの3つ。

まず、私が参考にしているのは、アドラー心理学です。日本では、『嫌われる勇気』の著書、岸見一郎先生が有名です。ざっくりまとめると、アドラー心理学では、他者との摩擦を恐れずに自分のペースで生きることを説いています。同時代の心理学者ではフロイトの「トラウマ理論」も有名ですが、私はアドラー派です。フロイトは過去に目を向けますが、アドラーは未来に目を向けます。過去は変えられませんが、未来は変えられます。その方が希望があって生きるのが楽しいと思います。

①全力で逃げる


仕事で接触しなければいけない最低限の接触を厳密に計算し、それ以外のすべての接触から、意識的に、物理的に距離を置く。接触回数を最低限まで減らすことで、ある程度ストレスが軽減できます。この「意識的に」というのが大事で、断る言い訳もセットで作り、心の中でマニュアル化しておきます。例えば、誘われたらランチに行っていた →「お昼持ってきたので、別で食べます。」「食欲ないので、別で食べます。」と言って、モンスターのいないところに逃げる。「大丈夫です」とか曖昧な表現ではなく、「ご一緒しません」という表現で意思表示することが大切です。また、雑談は全て、常に忙しく働き(フリでも)「すみません。今忙しいので、ごめんなさい。」などと言ってスルーする。また、攻撃が始まったなと思ったら、席を立って目の前から消える。そんなことを繰り返していると、モンスターは自分の話を聞いてくれないことに面白くなくなり、興味を失っていきます。①のメリットは、自分自身でいられること。デメリットは、自分がいないところでは、間違いなく自分の悪口を言われているでしょうから、そこも含めてスルーするという気持ちが必要です。私は、モンスターから逃げるという、リアル脱出ゲーム気分で、今日もモンスターから逃げたぞ!ミッションクリア!1ポイント!みたいな感じで、意識を「逃げる」ことに集中させました。そうすると不思議なもので、モンスターの声が頭に残らなくなりました。

①’あしらう


毎日顔を合わせる相手と、真正面からぶつかるのも何かと不都合が多いと思うので、「逃げる」に加えて「あしらう」もやっています。例えば、モンスターモードに突入したときは「甘いものが足りてないのかもしれませんね。」といって甘いものを差し出して、その隙に逃げる。や、「悪口を言うと、コルチゾールが増えて病気になるらしいですよ。身体に悪いですよ。」といって席を立つ。ゴシップ話が始まったら、「興味ないです」といって席を立つ。など、あくまで客観的な発言をして距離を置くことを意識しています。

②全力で取り入る


接触を減らせる関係性なら①が効果的なのですが、例えば上司や同じチームの人など密接に関わる必要がある人とは、別のアプローチをしていました。もうウソでもいいから、モンスターのことを愛しているのだという別の人格を作り、全力で取り入ります。以前、モンスター上司がいまして、大きめのプロジェクトだったので基本的に常に一緒に行動しないといけなかったことがありました。3年くらい一緒に仕事しました。悪いところばかりではななかったですが、・品が悪い・口が悪い・発言がネガティブ・人を馬鹿にする・偉そう・相手によって態度を変える・威圧的・パワハラ・裏表が激しい(悪い意味で)などなど。そんな感じの人でした。しかし、環境的に①が使えないと思い、これでもかというくらい接触回数を増やし、相手を観察し、懐に入るという作戦に変えました。いい部分も見えてきました。・責任感が強い・自分の強み弱みをわかっている・見えっ張り(いいところ?)・外面がいいなど。お互い馬が合わなかったので、半年位は拒絶されましたが、それでも続け、それ以降は(表面上は)良き仕事のパートナーを装えるくらいにはなりました。メリットとしては、相手に気に入ってもらえる(気に入られる人格を演じているので)、相手のいいところも見えてくるようになる(ただ根本がモンスターなので、良いところ2:悪いところ8でしたね)。デメリットとしては、自分にウソをつくことになるので、心と体のバランスは壊れます。私はこれで実際に体を壊した上、モンスターの前ではすごく嫌な人格として振舞っていたので、あまりお勧めはできません。w

③環境を変える


これは最後の手段です。転職する、退職するなどして物理的にさよならする方法です。私は今のところ①②でモンスター退治してきたので、③はまだ使ったことはないですが、最後の手段として惜しみなく使うんだ!という心意気は常に持っています。

私は人と付き合う基準として、魂が合うかどうかで決めています。
全然スピリチュアルな性格ではないんですが、本能を研ぎ澄まして生きていれば、自分と合うか合わないかは、すぐに分かります。
料理研究家の平野レミさんのインタビューで、「暗い人は嫌いね。私は合わないなって人はすぐにわかるし、そんな人とは付き合わないのよ。そもそも、暗い人ってのは、電話のもしもしから暗いわよね。」というようなことを言ってました。すごく共感しました。
私も、魂レベルで合わないな。と思ったら、即座に逃げるをモットーに生きています。やっぱり、自分を偽ってまで生きていたくないですし。


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