単独ライブフライヤーの話
mosです。よろしくお願いします。
mosの読み方のイントネーションは「yes」のつもりでしたが、周りの方からは「寿司」と同じ読み方で呼ばれています。ありがとうございます。
今回は「単独ライブのフライヤー」について書いていきたいと思います。
今に至るまで、いくつかの単独ライブフライヤーを担当させていただきました。恐縮です。
過去作品を振り返るのも良いですが、僭越ながら宣伝も兼ねてこれから開催される単独ライブのお話をしたいと思います。宜しければお付き合いください。※日時順不同
春とヒコーキ単独ライブ「孤独を着こなすな」
2021年4月28日(水)@新宿バティオス
19時半開場/20時開演
タイタン所属、春とヒコーキさんの初単独フライヤーを担当させていただきました。大好きなお2人の単独、とても嬉しいです。
お写真も自分で撮らせていただきました。照明を調節しながら何枚も何枚も撮影して、良いお写真になって良かったです。
ぐんぴぃさんに「僕のこめかみから、遊園地を噴き出させてください!」と言われた時は既に最高のデザインだ!とシビれ、タイトルを聞いた時も良すぎる…と打ちひしがれたのを覚えています。
「孤独を着こなすな」は、土岡さんが1番好きなネタ中のツッコミワードだそうです。良いですね。
後々、遊園地だけではなく動物園やサーカス的な「子供を喜ばせる為の場所」をイメージしていた事が判明し、当初予定ではなかった象やライオンといった動物も追加致しました。
タイトルロゴは拳銃とネクタイ、シルクハットといったフライヤービジュアルそのままをギュッと詰め込んだタイポグラフィになっています。
春ヒコさんらしさが出ていれば幸いです。
ぎょねこ単独ライブ「モンスターモチベーション」
2021年4月27日(火)@新宿バティオス
19時半開場/20時開演
ワタナベ所属、ぎょねこさんの初単独ライブフライヤーを描かせていただきました。
ぎょねこさんは10卍というライブで10分間のプチ単独、みたいなことをやっていらっしゃるのですが、それが遂に本当の単独開催となり大変楽しみで今からドキドキしています。
パッと見て気づいた方も多いと思いますが、このフライヤーはThe never ending storyのパロディになっています。タイトルロゴから背景から全て完全手描きです。
青木大作戦さんからご依頼を受けたのですが、「やりたいを詰め込んでしまいました」と仰っていただけたのが個人的にとても嬉しかったです。やりたいことをぶつけて頂けるのが、自分自身1番やる気が出ますし、生き甲斐すら感じます。
ぎょねこさんの幼馴染3人組が仲良くわちゃわちゃした感じに合っていて、とても気に入っています。猫もふわふわに描けました。
★
ぎょねこさん、春とヒコーキさん、にぼしいわしさんが3日連続で単独ライブを行う「ライブマン・ワンマン・コレクション」が4月26日、27日、28日に開催されます。共通ロゴもデザインさせていただき光栄です。楽しい3日間になることでしょう。
オズワルド単独ライブ「あたらしいとうきょう」
2021年4月9日(金)@ルミネtheよしもと
18時半開場/19時開演
※配信有り
昨年3月に開催予定でしたが緊急事態宣言に伴い延期となっていたオズワルドさんの単独ライブ。ようやく再公演ということで大変嬉しく思います。
昨年作成したデザインからほとんど変えていません。こちらは「昭和後期の教科書」をイメージしてデザインしています。
フリーハンドの水彩絵の具で描いたような、柔らかくてどこか懐かしくて、だけど新時代を彷彿とさせるようなイラストになっています。個人的なオズワルドさんのネタやキャラクターのイメージそのままに描かせていただきました。
ショベルカーを操縦して既存を壊し建設しているのが畠中さんで、それを指揮しチェックしているのが伊藤さんです。
実は、第二回目の単独フライヤーも描かせていただいておりました。引き続き使っていただき本当にありがたい限りでございます。
(オズワルド第2回単独ライブ「とてもやわらかいいのち」)
こちらもすごく柔らかそうですね。
「あたらしいとうきょう」においては配信もあるようですので、是非ともご覧ください。
女将第二回単独ライブ「わろてMy Soul」
2021年4月29日(木祝)@西新宿ナルゲキ
19時開場/19時半開演
※配信有り
こちらも、コロナ禍の影響で昨年公演延期となってしまった女将さんの単独ライブ。ついに再公演です。またキービジュアルとして使って頂き、嬉しい気持ちでいっぱいです。
K-PRO所属、女将さんの単独ライブは名前が決まったばかりの西新宿ナルゲキ(ハーモニックホール)で開催されます。
女将さんといえば鮮やかな朱色の衣装が特徴的ですね。ですのでパッと見た時にその色の印象が残るよう、メインの色を衣装カラーにしご本人たちはモノクロにすることで背景カラーも人物も両方引き立つデザインになっています。
全体的にはレトロで、大衆的なイメージを出す為に孔版印刷のような「印刷ズレ」をわざと表現し、タイトルロゴも切り絵で作ったような手作り感を意識しています。
配信もあるようですので、遠方の方も是非。
キュウ単独公演「トルマキハトオ」
2021年5月12日(水)-13日(木)@座・高円寺2
両日共に18時半開場/19時開演
キュウさんとは、第2回単独公演から総合デザイン協力として、フライヤーデザインをお手伝いさせていただいております。
素敵なお写真は写真家の永遠さん、ディレクションはぴろさんがご担当されています。
あまり多くは語るべきではないかと思いますが、キュウさんの単独フライヤーはいつも必ず仕掛けが含まれており、単独公演を観終わった後、またフライヤーを見返したくなるような、そんな謎がたっぷり詰まっています。
基本的には写真を際立たせる為のシンプルなデザインで、ぴろさんの脳内にあるイメージを具現化させていくのが自分の役目です。
たくさん時間をかけて、少しずつスクラップ&ビルドを繰り返し丁寧に創り上げていきます。
単独開催後、毎回DVDジャケットとしてもフライヤーデザインを使って頂くので、そのあたりも頭に入れながらデザインさせていただいています。
(過去作品)
フライヤー公開からもう、単独公演は始まっているのですね。
最後に
例年通りではない状況の中、単独ライブを決行していただけたこと、本当にありがたく思います。
演者さんもスタッフさんも作家さんも、決めなくてはならない事、やらなくてはならない事、信じられない位たくさんあって、忙しい日々を過ごしている時に「フライヤーを作ろう」と思いたち、そして自分へ声をかけていただけたこと。感謝でいっぱいです。
そしてこのフライヤーを目に留めていただき、更に今、noteをお読みいただいている皆様に心から感謝申し上げます。
フライヤーを通して公演を知ったり、公演のことは知った上でフライヤーを見て「楽しみ」という気持ちが増幅できたりしていたら、それ以上に嬉しいことはございません。
また必要としていただけるよう、日々精進していきたいと思います。
ここまでお読みいただきありがとうございました。皆様の単独ライブが大成功しますように。
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