私は人殺し

□私は人殺しだ。

でもこの投稿を見てるほとんどの人も人殺しだと私は思う。

画面の向こうの貴方も多分人殺しの自覚ない、でしょう?個人的にはその事実に慄く。

私は今少なからず人殺しであることに罪悪感を覚えつつ人殺してるけど、将来人殺しに責任を持ちつつ気にせず人殺して生きていきたいなーって思う。

または将来人を救うことに価値を見出して人をなるべく殺さない人生を生きたいと思う。

そのために私は今「人を救う価値」と「人の命を救う以上の価値のあるもの」を探している。


□まず私が人殺しだという根拠を述べよう。貴方にも当てはまると思う。

根拠は2つ。私も貴方も人の命に対して「出来る事をやってない」ことと、「出来ることを妥協している」ことだ。

□根拠の一つ目「出来る事をやってない」とは。

じゃあ人の命に対して出来る事って何だろう。大きな一つの例を挙げるならば、下痢は5歳未満の子どもでは死亡原因の第2位となっていて、毎年5歳未満の子どもの52万5,000人が下痢でいのちを亡くしている。彼らのためにできることはないのか?調べればたくさん出てくるよ。

例えば寄付とか。仕事で関わるという手もある。月2000円×一年でポンプ一台。一つの村が救えるのだ。2000円ってそんなに高いか?月のお小遣いが4000円のバイト禁止の僕からしたら高いけど、学校帰りの買い食いや新しい洋服と、村の人たちの命。天秤に掛けるまでもないじゃない?でも私寄付したことないんだよね。「出来る事してない」んだ。これが私が人殺しの理由1つ目。

□根拠2つ目「出来ることを妥協している」とは

人を助ける方法はお金だけじゃなくて仕事で貢献するというものもある。でも仕事で得たお金は何に使う?最低限自分のメンタルや体力を支えるもの以外を買うお金は寄付しているか?「仕事で助けているからいいじゃないか」なんて助ける命を妥協しているということと同じじゃないか。

私が人殺しであるという根拠は以上。


なんで私は人殺しを自覚しつつ今人殺しをし続けているのか。

理由は2つある。

□''人の命より自分が可愛いから''という理由

なんで寄付しないのかって単純に自分にもっとお金使いたい。

もし目の前に村人50人(適当な仮定)並べられてピストル渡されて「クレープ食べるんだったらピストル撃て。」と言われたら問答無用で命選ぶけど、街中だったらクレープを食べて2000円使うことが人の命見捨ててることと同等でも目をそらすことができる。

□''助けても私にメリットがないから''という理由

文字通り私にメリットがない。

勘違いしないで欲しい。人の命が私の欲しい服と同等かってそりゃないさ。でも赤の他人を助けて私に何の意味があるの?一つの命を助けること自体に意味があるじゃないか!一理ある。しかし命として括ったら犬も猫も鳥も動物も一緒でしょう。でも動物が傷ついていても自然の摂理として助けなかったりするじゃない。わざわざ同族だからという理由で助ける意味がよくわからない。自然の摂理でいいじゃん。


人殺しに対する罪悪感

冒頭にも書いたが私は人殺しをしていることに罪悪感がある。私に罪悪感を引き起こしているのは3つ。

1つは幼い頃からの情操教育だと思う。目をそらすことができるほどに人の命を見捨てることは街中では実感のわかないものだけど、目をそらしちゃいけないんじゃないかって自分の中の何かが訴えてるような気はする。

2つ目は人の命を見捨てることによって「お前は犯罪者だ」って言われること、他人の目が怖い。基本的に私は自分の価値観に対して誠実であればいいから世の中の人がどう思うとか気にしないけど、周りに育てられて私という価値観ができたから根本的なところには「人の命を助けるのはいいこと。義務。」みたいな先程も言った情操教育が根付いているから人の命に対して貢献できたのに貢献しなかったことで「お前は犯罪者だ」って言われる事に傷つくからだ。

3つ目は生まれる場所は選べないことを考えると、苦しんでいる人たちはIfの私だからだ。もし自分が後進国の孤児だったらなどと想像すると目の前に日本人がいて、その人たちが少しのお金くれたら自分生きていけるのに、ご飯たべれるのに、自分のためにお金使う方が楽しいからあんたらのこと見捨てる・考えないって言われたら絶対恨むし、化けて出る。そんなIfの私を助けてあげられたらなとか思ったりする。


何故「将来気にせず人殺して生きていきたいなーって思う。または将来人をなるべく殺さない人生を生きたい。」に将来という言葉を使うか。

理由は今私は進路選択で悩んでいるからだ。人生100年時代いろんな職業につけるし、大学も人生一回のチャンスじゃないと思う。でも来年から通いたいと思っている大学の科目選択で、私は大まかに「世界問題解決」か「芸術」か「その他」で迷っていて、「世界問題解決」に行かなかったら自分人殺しだなと思っている気持ちがあって、将来人殺すのか、救うのか、悩んでるから将来という言葉を使っている。

「世界問題解決」は私の興味のある分野であるのと同時に幼い頃からの情操教育ゆえの人の命を助けることに貢献したいという思いがある。しかし「芸術」は完全に私の趣味だ。芸術の道に進んでチャリティなどで人の命を助けることに貢献する方法もある。しかしそれは根本的な問題解決に貢献しないのではないかと思う。「世界問題解決」は問題の根本的解決につながる仕事ができる。私は将来人殺すのか、救うのか悩まれる。

何故私は「人の命を助けることに貢献したい」のか。

この進路選択で問題なのはなんで私は「人の命を助けることに貢献したい」のだろうということ。別に人の命を助けることに貢献したことないからそれが自分にとって喜びなのかわからない。今現在人を殺していることに罪悪感はある。でも「お前は犯罪者だ」って言われた時の罪悪感から仕事をして、人に貢献して、私の人生は楽しいのだろうか?Ifの私から目を逸らしてや他人から「お前は犯罪者だ」って言われる罪悪感を気にしないでいられるなら好きな芸術に没頭して、自分にお金を使ってしか、自分の為に人生行きたくないと私は思う。人の命に対してお金を使うことが私の幸せだと言えるほどそこまでお優しくできてないし、実感したこともない。

□価値を見出すものは人それぞれ

命を救う仕事をしている人以外は人を殺しているのだろうか?例えば農家さんは命を救う仕事をしている人の体を支えているから人の命を救うことに貢献していると言えると思う。でも実際人の命を救うことに貢献してない職業もあると思うんだ。「人の命が大切だ。大切だ。」といくら説いたところで、結論人はそれぞれ価値を見出す場所が違うんだから人の命に価値を見出せていない人もいるんだと思う。だから人の命に価値を見出せないのならば、人の命を救うことに貢献しなくてもいいんじゃないかと思う。

□結論 責任を取ること

命を救うか、見捨てるのかという話を長々とした。人の命に価値を見出すか、芸術に価値を見出すか、農業なのか、自分の贅沢なのか。人を救う仕事、またはそれにつながる仕事、または寄付などの仕事ではない貢献をしていない限り、(自分の生活に精一杯の人を除き)人殺しであることは変わりない。でも他のことに例えば芸術に人の命を救う以上に価値を見出し、人を殺すことに責任を持てば何の選択をしてもいいと思う。Ifの私から目を逸らしてや他人から「お前は犯罪者だ」って言われる罪悪感を気にしないで、好きな芸術に没頭して、自分にお金を使って人殺しであることに責任を取って、きっと幸せな人生だ。でも人の命を救うことが本当に嬉しくて、その価値を揺るぎのないものとして人の命を救うことに全身全霊をかけて、贅沢のぜの字も無いけどそんな人生も素敵なんじゃないかな。どの事柄に価値を見出し、責任を取って生きていくのか、私は今考える時だ。

故に私は人の命を救う以上の価値を他のものに見出すことで「将来人殺しに責任を持ちつつ気にせず人殺して生きていきたいなーって思う」。または「将来人を救うことに価値を見出して人をなるべく殺さない人生を生きたいって思う」。そのために私は今「人を救う価値」と「人の命を救う以上の価値のあるもの」を探している。


参考文献 ユニセフ https://www.unicef.or.jp/cooperate/coop_monthly2.html?utm_source=googlea&utm_medium=cpc&utm_campaign=monthly&gclid=CjwKCAjw8qjnBRA-EiwAaNvhwNZd6SGK8VePwT78w3N6pZPHxN-jkS2XUOU6zVSCceZi4geuW5xAlxoCSgkQAvD_BwE

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