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日記:10月4日 AI時代の絵描き

こんにちは。
今日は昨晩出張先で終電を逃したためはるばる東京から始発で大阪まで出勤するという強行軍をすでにやった後であり、眠い。

最近はこういう無茶ばかりしている気がする。
心身ともに余裕のある生活をするのを10月の目標としたい。


最近、AIに文字情報を入力してイラストを出力するサービスが流行っているが、先日オタク絵特化のサービスができたらしい。

画像を見てみると非常に出来がよくて、普段から絵を描いている自分の作品より見栄えが良いものがポンポン出力できるようであった。

素直にすげーと思う気持ちと同時に、こんなん絶対AIに勝たれへんくなるやん…という気持ちになった。

人が描くイラストの需要自体無くなることはないと思うが、SNSのアイコンを描くであるとかちょっとしたイラストを用意するために個人間でイラストの作成を依頼するだとか、そういった需要はかなり減るだろうなと思う。元々、イラストレーター向けのツールが豊富であることから、イラストレーター自体の需要はほぼ飽和状態だったわけだが。


でもいくら出来の良いイラストを容易に出力できるようになっても、AI自体に向上心があるわけではないので、「既存の絵に近い絵」しかでないという欠点は変わらずにあると思う。

だから、常に先進的なテーマを追ったりするだとか、ネットのスラングとか文脈を知らないと理解できないようなメタ的なネタを入れたりだとか、そういう部分を追求すればAIに負けない独自性を維持し続けることは容易だ。

一方で、「むしろありがちな絵が良い」みたいなものであるとか、昔のギャルゲー風イラストであるとか、そういうのはAIで出力しやすいだろうから極めて不利になるだろうと思う。

…まあ、そういうのはもはやAIで作っちゃえばいいんじゃない?という感じもある。



詳しいことは知らないが、写真が開発された当時、画家は大変がっかりして筆を折った者も多数いたそうだ。

19世紀の油彩画に時代は、すごくリアルだが、きっとリアルさ至上みたいになっていたのであろう。だからだれでも写真を撮ることで完全にリアルな絵を作れるようになってがっかりしたのだ。

たぶん間違っているのが、恐らくそれの反動でシュルレアリスム的な表現であるとかキュビズム的な技法であるとか、そういった表現が進化したのだ。

二次元イラストもAIが簡単に作る時代になったということは、オタク・イラストレーターは、それを以てした新たな表現、そして付加価値を探す時代になるということだ。

私自身もむしろそういったサービスを使いこなして新たな地平をみる新時代絵描きになっていきたいと思う。


いや、なる。

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