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もし天2022 3日目

こんばんは、もし天SLAの丸山です。
3日目の様子をお伝えします!

本日のスケジュールは、
9:00 - 16:00 東北大にてグループワーク
〜天文台へ移動〜
17:00 - 18:00 解析のお話
18:00 - 27:00 班ごとにプロポーザル審査・観測
でした!

プロポーザルとは?

「プロポーザル」というのは、研究を行う際に提出する計画書です。
どんな研究をして何を調べたいか、ひとみ望遠鏡をいかに活用するかなど、自分達の研究をまとめます
これを「プロポーザル審査会」で、東北大や宮城教育大の先生に審査してもらいます。
そして、先生方をなるほど!と思わせたら審査合格で、観測ができます◎
(裏を返せば、審査が通るまで観測できない……)


プロポーザルが、研究の面白さを伝える計画書だとわかったところで、
ここからは各班の活動を教えてもらいましょう!


研究の進捗

まずはA班あらため、Vento stellareです!
Vento Stellareは、2日目に決定した「恒星風からはかる生命の居住可能性」というテーマの検討を重ねて、プロポーザル審査に挑みました。
残念ながら、1回目の審査では不合格となってしまったのですが、先生たちの厳しい指摘をもとに考えを深め、2回目でついに合格をいただきました!2回目の審査までの間に、研究テーマの背景や目的の再確認や、共通理解の深化をして、がんばった成果です。なぜ恒星風が生命の居住可能性を考えるうえで重要なのか、恒星風の評価方法が正しいかどうか、メンバーでよく考えました。

議論中…… ☁️ 


そして観測では、最後の最後に奇跡的に晴れ、G型星の分光観測が1回できました!明日の観測も晴れますように。


(おまけ)
Vento Stellareの班員がねぶらぼ~に土下座しています。いったい何があったのでしょうか。


次にB班あらため、QUASARSです!
昨日まで筋道が上手くたっていなかったのですが、高校生たちが昨日宿に帰った後にたくさん考えてきてくれたようで、ストーリーが定まった状態から議論が開始しました。ゴールは、なぜ最近はクェーサーが産生されなくなったかを解き明かし、宇宙の未来や歴史と関連させて考察を進めること。
クェーサーというのは活動銀河核の一つで、とても遠くにある、とても明るい天体です。
いよいよプロポーザル審査会……!QUASARSはプロポーザル審査順番決めじゃんけんに勝って、希望通り1番目!その分準備時間が少なくなってしまうのですが、最初に合格すると好きな時間に観測をすることができます。
なんと、条件付きではありましたが1発目で合格をいただきました!
おめでとう!!!

プロポーザル審査中!ドキドキ

M33との記念撮影、パシャリ
明日の観測では今日晴れなかった時間帯に見える天体を撮影する予定です!

仙台市天文台 ひとみ望遠鏡操作室にて

最後にC班あらため、ねぶらぼ~です!
ねぶらぼ~は、「分子雲によって恒星がどう個性付けられるのか」を研究テーマとしていました💫


プロポーザル審査1回目では、観測の計画が不十分で門前払いになってしまいました。
天文台に移って、2回目のチャレンジ!改善点はあるものの、審査を通過することができました!🎉 🎉

プロポーザル、合格!!!

そして21:00から観測です!出来立ての星がたくさんある領域をが〜〜っと広く観測しました。天候が崩れ、途中で中断となってしまいましたが、無事データを取ることができホッとしました!

仙台市天文台 ひとみ望遠鏡操作室にて


明日は、いよいよ解析と考察です。(晴れたら観測の続きも!)
どんな結果が得られるか楽しみですね!

ではまた明日☄️ ☄️


もし天 2022 の成果発表会を、12 月 29 日 10 時より行います! 東北大学理学研究科合同 C 棟⻘葉サイエンスホールでの対面開催に加え、こちらのリンクで YouTube 配信も行います。ぜひお越しください!

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