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もし天2022 5日目

こんにちは!もし天SLAの木村です。5日目の様子をお伝えします!

5日目のスケジュールはこちらです
午前中    グループワーク
昼食     牛タン弁当
13:00 - 15:00 宇宙なんでも相談会
15:00 - 21:00 グループワーク

宇宙なんでも相談会

本日のメインイベントは宇宙なんでも相談会
まずは共催団体である加速キッチンの紹介
加速キッチンとは中高生の宇宙放射線探究活動を支援している団体です。
zoomを通して、日常的に研究活動を行なっている高校生達の話を聞かせてもらいました!
同じく研究を行う高校生の話を聞いて受講生も刺激を受けた後は、第一線で活躍されている天文学者の方々との交流会
宇宙についての疑問や研究職の裏側まで、普段は聞けない踏み込んだ質問もたくさん出ており、密度の濃い時間過ごせたようです。
今行っている研究についてもアドバイスをいただき、議論も加速しています!


各班の様子

〈Vento Stellare〉
Vento Stellareです!
わたしたちの班では、恒星風の動圧から生命の居住可能性を考えるにあたって、地球と火星の重力と磁場の条件を使うことにしました。火星はハビタブルゾーンにあるのに生命がいない要因として、恒星風があるのではないか、という考えです。

議論の途中で調べていく中で、火星の磁場が場所によってかなり異なるということがわかりました。恒星風のことから惑星の磁場のことまで、いろいろなことがわかっておもしろいですね!

6日目は恒星風の速度の計算、スライド作成を役割分担して進めていきます!

研究のアドバイスを頂いています

〈QUASARS〉
QUASARSです。2日連続で遅くまで観測をおこなって私も朝起きるのがつらくなってきましたが、高校生は時間通りに集まっていて尊敬です。
今日はクェーサーが近傍にない理由の仮説、どんな理論でその仮説に辿り着くか、その仮説にどんな仮定を用いるか、それを検証するにはどんなデータが必要なのかを話しなおしました。

クェーサーが近傍にない理由の仮説について
①クェーサーはガスに富んだ銀河同士の衝突で出来ているのですが、宇宙の膨張によって衝突頻度が下がっているから
②昔の銀河ほどガスの密度が大きく、現在の銀河ほどガスの密度が小さくなているから
という2つの軸を設定し①は理論的に②はデータによる解析によって検証していくことになりました。

今日は少ししか解析に入れなかったので明日は解析を中心に頑張っていきましょう

昼には牛タン弁当を食べました!🐄
もし天1日目に仙台入りして最終日に帰ってしまってゆっくり仙台を観光できない人が多いのですが、少しは仙台らしさを味わえたでしょうか。

牛タン美味しいね~

〈ねぶらぼ~〉
昨日までの観測、お疲れさまでした!
夜遅くまで作業して、少し疲れもたまってきたかもしれませんね、、、

そんな5日目、立ちはだかるのがデータの解析!!
一枚の画像に数百もの星があってなかなか手ごわそうですが、悪戦苦闘しながらも進んでいる様子です。

研究内容に関しては、様々な調査とトラブルを経て、受講生のみんながもともとやりたかった「分子雲内の密度の違いによって恒星のでき方に違いはあるか」というテーマに戻ったようです。

明日は、中間発表に向けての資料作成と成果発表会への調整になりそうです。ここからよりギアを上げてがんばっていこう!!

息抜きに屋上にある望遠鏡を見に行きました🔭

いよいよ研究も大詰めです!
明日は成果発表会前最後の中間発表会
ここで頂いたフィードバックをもとに最終日の成果発表に挑みます!

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成果発表会のお知らせ

もし天 2022 の成果発表会を、12 月 29 日 10 時より行います!
当初の予定とは異なり、10 時開始となっておりますのでお気を付けください。東北大学理学研究科合同 C 棟⻘葉サイエンスホールでの対面開催に加え、こちらのリンクで YouTube 配信も行います。ぜひお越しください!

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