経結膜脱脂レポ 後編

これの続きです。

ビフォー写真を撮影して手術台へ。(さらっと書いてるけどここでも3、40分待たされた)
ドラマとかで見る手術室のハスみたいなライトが頭上にある。ビルの中のクリニックだったので保健室みたいなの想像してたのですが(失礼)案外本格的な設備に「おお…」となる。
もともとすっぴんだったので、そのまま手術台に横になって笑気麻酔を吸わされる。全身麻酔みたいな口にカポッと当てるやつじゃなくて鼻の入り口に添えるだけみたいな管でした。アルコール弱い人は効きやすいみたいでかなり弱めてもらった。
その後「これ握ってください」ってイボイボのボールを手渡される。何で!?って困惑してたら麻酔注射を目の下の粘膜に刺す時に痛みがあるのでこれを握って耐えてくれとのこと。(麻酔の時に瞼の力入れると内出血強くなるらしい。)

この状態でまた10分くらい待たされた(実際は紙シーツみたいなのを体と目の上にかけられてた)

先生が入ってきて手術開始。
麻酔のおかげで意識が正常と朦朧の間くらいな感じだったのでどうにでもなれって感じだった。ちなみにこの時点で緊張はほぼ0、まな板の上のナントカ状態。年齢を重ねて良かったと思うところは図太くなるところだと思う。
手術は目を閉じた状態で行うので、目を閉じてから上瞼を助手さんが抑えてくれて麻酔の注射を下瞼にぶっ刺される。チクッとはしたけどまあ注射ならこんなもんやろ、って程度でした。

麻酔までは良かったけど、ここからが結構きつかった。正直まじで痛みと不安感との闘いでした。
(以下 やや生々しいので苦手な人注意)



下瞼をひん剥かれて、メスを入れる感覚がめちゃくちゃある。痛みはないけど感覚があるので麻酔の効きが悪いのでは!?とだんだん不安になってきて心臓ドッドッドッ!!ってなってた。
切り開かれた(と思われる)下瞼をべろん、と広げられてそこに何かされているのがわかるのでゾッとしてたら、ジジジ、ジジジ…と電気メスで焼き切る音と脂肪の焼ける独特のにおいが超近距離に漂ってくる。電気だから下瞼の筋肉が勝手にぴくぴく動いて気持ち悪い!EMSってあるじゃないですか、アレの感覚に近い。
おまけに時々助手の人が目元を拭くから、あー今血が流れてるんだ、とかいろいろ想像してしまって、不安感とそれによって掻き立てられる想像の数々全てが重なってめちゃくちゃ気分が悪くなってくる。正直ここで手術に踏み切ったことを後悔した。
そして手術が進むにつれて助手さんが上瞼をおさえる力が強すぎる事が苦痛になってくる。本当に半端ないパワーだった…自分で自分の目玉痛いと思うまで押してみてください。その4倍の力で押されてました、まじで。

目玉のサイズは誇張してます

目玉つぶれるが!?レベルの押し方をされて我慢できなくなって何度も「痛いんですけど」と言うと、先生に「目の下の脂肪の量が多いので我慢してくださいね~」と子供をあやすような言い方で言われた。これ以上我慢したら眼球破裂する!!!と思いながら耐えてると、今度は目の下までめちゃくちゃ痛くなってくる。ぐいぐいとひっぱられてつねられるみたいな感覚があって、もしかして麻酔切れてきた!?と思って「痛いんですけど(2回目)」と言うと、「目の下の脂肪の量が多いので我慢してくださいね~」と子供をあやすような言い方で言われた。(2回目)人をデブみてえな言い方しやがって。
麻酔が効く範囲のギリギリのところまで脂肪があったみたいで、手術の後半はひたすら目を押される痛みとぐいぐい内側をひっぱられるような痛みに数十分耐える苦行。病は気からというけどマジで不安すぎて具合悪くなってきてて、ひたすら鼻からスースー麻酔吸って気を紛らせていた…。麻酔の量増やしてください!!って言ったら強くしてもらえたんだろうか、不安すぎてとにかく朦朧としたかった。(やばい奴)

数十分耐えた後、目の下をぐいっと広げられて先生と助手さんが「ないね、ヨシ、ヨシ」と小声で話している声が聞こえて、寝ていた台が起こされる。(介護ベッドみたいに上半身がウイーンって起きるやつ。)鏡を手渡されて、こんな感じになりましたよ~と見せられた顔が

世界一ブスだった

ブスすぎる。
すみません出血しちゃいましたとか言われて右目は血みどろ(結膜下出血)だし目の周りパンパンだしクマが消えたかとかもうさっぱりわからない。たてつづけに「取った脂肪見ますか?」と言われたので「キモイですか?」って聞いたら「そんなことないですよ、ホラ」とか言って見せられる。まだ見るとは言っていないが。

数、多くない?
片目に3つずつってきいてたのに小さいつぶつぶがなんかいっぱいあった。(ちぎれたのかもわかんないけど)そりゃ取るとき痛ってえわけだよ。
1センチ前後の黄色いつぶつぶに血がちょっとまぶしてあるくらいでそんなキモくなかった。
あとめちゃくちゃ医者と助手さんが取れた脂肪パシャパシャ写真撮りまくってたのでちょっと恥ずかしかった。モニターだからってのもあるんだろうけど本当にいっぱい写真撮ってたのでやっぱり大量だったんだろうか。

その後はもう一回体を寝かせられて、治りをよくするためにヒト幹細胞なんとかを注射、目の下にヒアルロン酸注射を入れてもらって手術は終わりでした。
縫ったりするのかと思ってたもんだから何もせず、休憩とかもなんもなしに「お疲れ様でした^^」って手術室から出されたのはちょっとびびった。
その後、術後の写真を撮ってすぐ電車で帰宅。
手術直後はとにかく結膜浮腫(白目に水が溜まって違和感が出るやつ)が強くて結構しんどかったので、車でこなくてよかったと心底思った。

術後の経過は後日あげます。(多分)


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