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2019年を振り返って。

2019年もあと数時間でおしまい。
今年が私にとってどんな1年間だったのか、記録のために書き残しておこうと思う。

今年はなにをしていたのか

一言で説明しにくいので、私が今年度に入ってから何をしていたのかまとめてあるnoteを貼っておきます。よければ読んでください。

以下に、今年のハイライトをまとめてみました。

・エデュコレの全体統括をした
2019年といえばエデュコレ!というくらい、エデュコレのことを考えていた1年間だった。2年前は学生インターンとして関わっていたイベントに、今年は全体統括という役割で関わらせていただいた。関東・東海・関西・九州の4地域で、多様な教育の形に触れられるイベントを開催した。200~400人の参加者数となった、こんな大きなイベントをまわすというとても貴重な経験をさせてもらえた。

・ALL教育フェスタ2019を辞めた
2018年から関わっていたALL教育フェスタを辞めた。辞めることは、始めることよりも勇気がいることだと感じた。人との関係性をうまく築けなくて、人を信じて頼れなくて、辞めることも進むこともできなくなって、たくさん悩んだ。

・Yokaが生まれて5ヶ月継続できた
スウェーデンのstudy circleを参考に、余暇活動を楽しむ週1の遊び場「Yoka」を始めた。なんだかんだで5ヶ月続けられている。ゆるくてあったかいYokaがとっても好きだ。

・ごはん会を月1くらいで開催した
引っ越したシェアハウスのリビングが広くて、月1くらいでごはん会を開催していた。「ごはんを一緒に食べる」と言うゆるっとした目的で、毎回友達がうちに集ってくれてわいわい楽しく過ごせた。日常を共有できることがとても嬉しくて、これからも続けていきたい。

・つわのSOUPで優勝した
ひょんなことで訪れた島根県津和野町で開催されたつわのSOUPというプレゼン大会で、大学生が生き方を考えるツアーを作りたい!というアイデアが優勝した。これをきっかけに「つわの生き方留学」が生まれた。

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いろんなことがあった2019年。学んだことは大きく以下の2つかなあと思う。

肩書きがないということ

今年1年は、肩書きがないということに苦しんだ1年でした。

3月までは「大学生」というわかりやすい肩書きがあったけれど、4月になり「科目等履修生」という学生なのか社会人なのかよくわからない立場になった。物心ついてから肩書きがなかったことがなかったから、それがなくなってこんなにも足元がぐらつくなんて知らなかった。学生か、社会人か。その2択しかない時に、自分がどちらに当てはまるのかわからなかった。「所属」の欄に、なんて書いたらいいのかわからない。社会に自分の居場所がないと、こんなに強く感じたのは初めてだった。
肩書きが「自分が何者であるか」を、一言でわかりやすく伝えてくれる強力なツールなのだということを知った。

そんな時、朝井リョウの「何者」という本を読んだ。
そう。就活中に読むと病むと噂のあの小説。
そして噂通り、読んでめちゃくちゃ病んだのは言うまでもありません。笑
就職活動を通して、何者かになろうと、必死でもがいている主人公たちに、自分を姿を重ねずにはいられなかった。肩書きを失って、自分は「何者でもないのだ」と突きつけられて怖くなって、何者かにならなきゃと焦った。
でも、大学受験みたいに落とされるのが嫌で、自分を否定されるのが怖くて、就活ができなくて、そんな自分が嫌になった。

私だって、ツイッターで自分の努力を実況中継していないと、立っていられない
ー「何者」朝井リョウ

作中もっとも共感したセリフ。

それでも、こんな私を受け入れてくれる人や、応援してくれる家族のおかげで、少しずつ自分自身を受け入れていくことができた。
いわゆる社会のレールから少し外れてみて、同じように踠きながら挑戦し続けている仲間たちに出会えた。「こんな生き方も悪くないでしょ」って、胸を張って言えるようになれた。生き方に決まりなんてなくて、自分の信じる道を進むだけなんだと思えた。肩書きに頼らない、自分自身として、「山﨑萌果」として、生きていきたいと思えるようになった。
科目等履修生として過ごしたこの1年は、自分にとって、とても貴重な1年間だった。


直感とご縁を大切にすること

今年は、ご縁がつながっていくおもしろさを強く感じた1年でもあった。
なぜだかあまりはっきり覚えていないのだけれど、以前から尊敬していた武田緑さんのかばん持ちをしたい!と急に思い立って、緑さんの講演に付いて行かせてもらっていくうちに、4月からのお仕事の話をいただいたり、つながっていくご縁の中で新しい企画が生まれたり。。そんなおもしろい連鎖があちこちで生まれていた1年だったように感じる。

気になる人にはとりあえず連絡して会いに行ってみる
気になる場所にはとりあえず足を運んでみる
気になるイベントにはとりあえず参加してみる

融通のきく職場だったからこそ、直感アンテナを常に張り巡らせて、自分の興味の赴くままにあちこち飛び回っていた1年間だった。そんな自由な1年間を過ごすことができたのは、自分自身の進路を考える上でとても貴重な時間だったのではないかと思う。海外で高校生が卒業後にギャップイヤーをとる意味がなんとなくわかった気がする。自分の興味の赴くままに流れてみることで、その先進みたい道が見えてくることがあるからなんだろうな。

自分から湧き出てくる問いに対して、自分なりの方法で探求することができ、これまでのように用意されていた学びの場以外で、自ら学びを深めていく楽しさを感じられた。

今年つながったたくさんのご縁に感謝です。

これから

自分はどこで、何を大切にしながら生きていきたいのか。
誰のために、どんな価値を生み出していきたいのか。

私が自分の人生をつかって実現していきたいことは、まだまだはっきりとした言葉にならないくらい、ふわっとぼんやりしている。
これから自分は何をしていきたいのか。それをひたすらに模索しながら、その時点での自分にとって一番しっくりくる道を、その都度その都度選び続けながら進んでいきたい。

2019年、お世話になった全ての人に感謝の気持ちでいっぱいです。
2020年、私にとってまた新しい挑戦の幕開けの年になりそう。
これからもどうぞよろしくお願いします。

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