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2021年度のふりかえりと2022年度に向けて。

 2021年度が終わりましたね。気がついたら、振り返りを文章にして残すことが最近あまりできてなくて、このnoteもとっても久しぶりに開きました。
それでもやっぱり、1年間駆け抜けた21年度をちゃんと振り返って残しておきたくて、パソコンをカタカタしています。
 これまでは感情ベースで振り返ることが多かったので、「ジブン報告書」を作るつもりで今回は出来事ベースで振り返ってみようと思う。仕事をするようになって、「報告書」というものを事業がおわるごとや月が終わるごとに作成するのだけど、どうにもこの作業が苦手なくせに、なんだかやらないと一通り終われないような感覚にもなってきていて、人間の適応力ってすごいなと思っている。

<2021年度の出来事>

4月:社内外の人の入れ替わりについていけず心のシャッターを下ろしたまま新年度を迎える。市民大学的なことをしたいと言い始める。社会教育士のサイトに受講体験記を載せていただく。シナモンロール屋さんを開く。
5月:北海道の浦幌に行き、友達にたくさん案内してもらう。猪料理教室に行く。同い年の新職員が増え、昨年度のインターン生が帰ってきてくれてちょっと元気になる。



6月:25歳になる。探究の発表会での生徒たちの姿に感動する。リディラバ に登壇させていただく。コミュニティデザインに興味を持つ。
7月:社会教育士講習にサポーターとして関わらせていただくことになる。モチベーション迷子になる。私って今後のキャリアどうするんだろうなあとぼんやり考え始める。
8月:竹ハウスでおっきな流れ星を見て青春を感じる。卒業生がユタラボに帰省ついでに寄ってくれて嬉しくなる。ユタラボみんなで1DAY振り返り会をする。家のポストに蜂が巣を作る。髪をバッサリ切る。

9月:翔陽高校の課題研究の授業に常駐し始める。シナモンロール屋さんをしたら開店30分で売り切れる。ユタラボ市民大学構想がスタートし、定期的にユタラボでイベントを企画するようになる。縁日イベントしたら100人来てくれ喜ぶ。
10月:公民館でシナモンロール講座をする。夜道歩いてたらカエルを踏む。同僚とご褒美ランチに行く。松江出雲ひとり旅に出る。


11月:高校カタリ場5現場の1週間を乗り越える。社会教育士の集合研修で松江に行く。
12月:庭のゆずの収穫と調理に追われる。ユタラボ主催のイベントを機に繋がった大人4人で最高のクリスマスイベントを企画する。クリスマス縁日でおでんを販売する。

1月:Macを新しくする。社会教育士講習が終わる。愛媛へ職員合宿に行く。パターンランゲージを使った探究の授業を実施する。
2月:しまね探究フェスタが無事オンラインで終わる。雪が積もる。牛蒡をたくさん食べる。念願のサモサ教室を開いてもらう。
3月:益田フォーラムが無事終わる。高校カタリ場2現場をインターン生が回してくれて成長に感動する。卒業メンバーが続々いなくなる。東北視察に行く。探究キャンプにオンラインで参加し、マイプロのスタートアップを経験する。


<2021年度の仕事>

1. ユタラボ (私が関わった業務一覧)

▼ 高校コーディネーター業務
・益田高校:週1常駐(36回)・課題探究授業の設計・生徒の探究活動のサポート(13班ほど)
・翔陽高校:週0.5日常駐(9月より,12回)・生徒の課題研究の活動のサポート(4人)
・マイプロジェクトの伴走:高校生の地域活動やマイプロジェクトの伴走支援(6人)
・その他:明誠高校のキャリアサポート授業(公民館活動)のサポートや、お声がけいただいた高校での授業実施(キャリア系の授業が多め)

▼ ライフキャリア教育事業
・市民大学(サードプレイス):大人もこどもも学び出会い繋がれるようなイベントの企画運営(16企画)
・カタリ場:市内中高でのカタリ場の企画運営(5現場)
・ミライツクルプログラム:中高生向け社会教育プログラム。地域の大人が講師となり開講される様々なテーマの講座の企画運営(5プログラム)

▼ 関係人口創出事業
・ライフキャリア教育体感オンラインツアー:益田市内のライフキャリア教育の取り組みについて知れるようなオンラインイベントの企画運営(1回)

▼ 地域づくり支援体制整備事業
・オモイをカタチにワークショップ(地域づくり人養成講座):地域の大人が何かやってみたいとなるきっかけになる場の企画運営(2回)

 昨年度に比べて、地域づくり関係のお仕事の割合が少し増えた。高校生だけでなく、地域の大人と関わることで、大人のやってみたいことと高校生のそれが重なることがある、というのが見えた。その辺りをうまく結び合わせてコーディネートすることが、子どもたちのために地域が使われる、みたいなことにならずに、ともに探究していけるとっかかりになるのではないか、ということをすごく感じた。

2. エデュコレonline

 20年度に引き続き関わらせてもらっているお仕事。自分自身の学びたいテーマをもとに企画を作らせてもらっている。今年度は2つのゼミ(連続講座)、計7講座を企画運営した。
▶︎探究ゼミ:探究学習について、学校内外の関わりから学ぶ4回連続講座
▶︎フィンランドゼミ:フィンランドの教育について、宗教やデザインなどの切り口から紐解く3回連続講座
新年度も引き続き関わらせていただく予定。ただ企画を打つだけでなく、もうちょっとバージョンアップしていきたい。

3. 島根大学 社会教育士講習 みえる化ゼミサポーター

 7月~1月の間は、20年度受講した島根大学の社会教育士講習に、21年度はサポーターとして関わらせていただいた。概論・経営論・支援論・演習の4つの科目のうち、演習にあたる「ゼミ」の授業のサポーター。10あるゼミの中で、カワダさんと「みえる化ゼミ」を担当させていただいた。
 ひたすらに、学んだことや考えていることを見える化(可視化・言語化)することを鍛えるこのゼミ。「学んだ気にならずに、見える化がんばろうネ!」という言葉はもちろん自分自身にも返ってくる半年間だった。(なんならこのnoteも見える化なのでは)
 大人の学びの場に伴走させていただく経験は初めてで、かつ基本オンラインだけでのやりとりに戸惑うこともしばしば。全然力になれなかった悔しさもある。(もちろんこんなペーペーにできることなんて、米粒くらいのものなのだけれど)
 それでも社会教育に関わる全国のアツい思いを持ったひとたちとの出会いにとても刺激を受けたし、同期受講生たちサポーターとして一緒に仕事できたの嬉しかったし、何よりこういった学びの場を自分自身もアップデートしながら創り続けているかっこいい講師陣の熱量を間近で感じられたのは本当に貴重な体験だった。

4. あそびごと

 フィンランド留学時代に教えてもらったシナモンロール。ひめかさんと津和野でカフェ開いたり、マルシェに出店したりしてたらその後もあちこちで声かけてもらえるようになって、公民館講座の先生になったりした。笑
あそびで誰かが喜んでくれるの嬉しい。
▶︎フィンランドカフェ:1回(@津和野)
▶︎シナモンロール販売:3回(@津和野,浜田)
▶︎シナモンロール講座の講師:1回(@益田)

<新年度がんばりたいこと>

① ユタラボ ハード&ソフト面の魅力化:
営業許可を取ってカフェ化し、もっと大人もふらっとこれるような場にする。古本屋さんとか、日替わり店長みたいなこともしたい。大人にも、子どもにも、『ユタラボに行けばなんかおもろいことあるかも』って思ってもらえる場所にしたい。

② 高校生のマイプロジェクトの伴走:
これまでは授業発のプロジェクトの伴走をすることが多かったけど、新年度はもっと個人のマイプロの活動の伴走もしていきたい。対高校生との関わりをもっと増やしていきたい。

③ 探究の授業のブラッシュアップ:
新プログラムを導入するなど、新しいチャレンジも始まる探究の授業。昨年度の反省も踏まえながら、先生方とまた模索できるの楽しみ。

 細かい事業ごとに、やってみたいことやがんばりたいことはあるのだけど、それらの抽象度を上げて考えてみた時に、私は、想いを持ったひとたちが出会って起きる化学反応みたいなものを目撃するのが好きで、きっとそういう瞬間をこれからたくさん創っていきたいんだろうな、というのがこのnoteを書きながら気づいたこと。エネルギーのぶつかり合いの中で、刺激やヒントがもらえたり、学びが起こったりする瞬間がすごく好きで、そんな偶発的な場を、ある種意図的に創っていきたい。
 この辺りに自分の悦びやモチベーションが隠れている気がしていて、でもそれが何なのかまだうまく言語化できないので、新年度1冊目はこちらの本を読んでみている。なんとなくだけど、ここにヒントが隠れている気がする。

 新年度になり、また新たに7人のメンバーを迎えたユタラボ。私の益田暮らしも3年目に突入する。新しい人を迎えたり、これまで一緒にやってきた人を見送ったりしながら、残り続けるからこそ託される重み、みたいなものを勝手に感じたりもしている。自分自身のこの先も、相変わらず全然見通せてなんかいないけど、飽きる間もなく様々な人との出会いやチャレンジングなことが次々とやってくる益田のことを、どういうわけかどんどん好きになっていくので、今のところはもうちょっとここでがんばりたいと思っている。3年目はどんな景色が見えるかな、楽しみ。

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