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「親の役割とは」を考えるケニアの主夫

どーも、最近ともかくタイトルに「ケニア」と「主夫」をいれている、ケニアで主夫をしているものだ。安直です。
3歳の娘と5歳の息子がいて、妻が働いているよ。

親の役割っていうのを考えてみたい。

親の役割

親の役割ってなんだと思うか?
これを読んでるあなたも考えてみて欲しい。
考えた?
面倒だ、さっさと考えをよこせって人は、目次からとぶといい。

たとえば、「子どもに衣食住を与えたること」とかどう?

「子どもに衣食住を与えること」ももちろんやらなくてはならないことだよね。
いわゆる、扶養義務ってやつだ。

ふよう
【扶養】
《名・ス他》自力で生活できない者の面倒をみ、養うこと。
 「―家族」

まさにこれ。義務だから、やらなくちゃいけないことだね。

あと、教育を受けさせる義務もある。
義務教育。
よく、子どもは教育を受ける義務がある、とか誤解している人がいるけれど、違うよ。
親が、子どもに教育を受けさせる義務があるのだ。

憲法26条
1項 すべて国民は、法律の定めるところにより、その能力に応じて、ひとしく教育を受ける権利を有する。
2項 すべて国民は、法律の定めるところにより、その保護する子女に普通教育を受けさせる義務を負ふ。義務教育は、これを無償とする。

上記2つは大原則ってところだと思う。
これだけやっておけば大丈夫っていうものじゃなくて。
最低条件。親としての。


親としての役割

じゃぁ、親としての役割、何が望ましいのか。
わたしは「子どもの生活習慣を正しくすること」だと考えたよ。

ふーん?
って感じじゃない?
今から説明しよう。


生活習慣とは

子どもの前に。
今これを読んでるあなたの生活習慣はどんな感じだろうか?

・寝る時間は何時か?毎日決まっているか?不安定か?
・起きる時間は何時か?毎日同じくらいか?日によって違うか?
・食事の時間はいつか?毎日同じ時間に食べているか?
・食べる量はどのくらい?お腹いっぱい?
・仕事の時間は?趣味の時間は?運動の時間はどうだろうか?
・朝起きたら何している?夜寝る前はどうしてる?

てきとーに箇条書きにした。
さて、上記の質問について考えた時、あなたにとってそれが理想の生活だろうか?

理想ならそれでよい。
理想じゃないなら、どうして理想の生活をしないのか?

それは人が、生活習慣で行動が決まってしまうから。
習慣を変えるには、決断とか、意思の力とか、外部からの力とか、何らかの工夫が必要なのだ。

習慣とは、言い換えると惰性。
この力ってけっこう大きくて、ついつい昨日と同じような一日、先週と同じような一週間、先月と同じような一ヶ月、去年と同じような一年を過ごしてしまう。
年を取れば取るほど、それまで過ごしてきた習慣の力を強くなってくる。

習慣を変えるには。
決断とか意思とか自分の力ではだいぶ難しくて、外部からの力だと変わりやすい。
たとえば、転勤。強制的に生活習慣はなにかしら変わるだろう。
たとえば、習い事。お金はらって、指導してくれる人がきたら、やってしまうだろう。

それだけ習慣というのは自分ではなかなか変えにくいものなのだ。

ましてや子ども。
子どもはまだ前頭葉が発達しておらず、自制する力は大人ほど強くない。
ついつい、欲望に負けてしまう。
親が、子どもの生活習慣をつくってやること、指導してあげることがもっとも大切なのだ。


習慣の重要性

ここまでで生活習慣というものの強さ(変えにくさというか)について書いたけど、習慣というものがいかに重要かも書いておこう。

たとえば、毎日5分、英語を勉強する習慣があったとする。
12日つづけば1時間。
120日で10時間。
360日(ほぼ1年)で30時間だ。
これが毎日30分なら、1年で180時間になる。
まったく英語をやってない人より、英語がみにつく。

同じ5分を、30分を、ソーシャルゲームに費やしてたらどうだろうか。
ソーシャルゲームの中のパラメータは増えているだろう。
なにかレアキャラとかゲットしているだろう。

テレビをみていたらどうだろうか。
ツイッターをやってたらどうだろうか。

理想とする自分にあてはまるのであれば、ソシャゲでもテレビでもツイッターでもいいだろう。
ただ、もしも自分にあてはまらないのであれば、それはよくない習慣だ。
理想に近づかないから。

このあたり、書いてくと長くなるのでこのくらいにして、子どもに話を戻そう。


子どもの生活習慣

睡眠時間

まだ体ができあがってない子どもには睡眠時間が重要。
毎日きまった時間に寝ること、決まった時間に起きること。
年齢にあった、その子にあった、十分な睡眠時間を取ること。

睡眠時間については、くわしくはこのサイトをみてほしい。
5歳で11時間だ。朝7時におこしたいなら夜20時には寝かせるべき。
19時半にはお布団。
ならば、19時にはご飯は食べ終わっておきたい。18時半とか18時に食べ終わっていてもいいくらいだ。
そう考えると、夕ごはんのスタートは17時半とかあるいは18時。
って、逆算して決めて、それを鉄の意志で守る。

個人差はあるので、朝眠くて起きてこないようなら足りない、と考えたらいい。
あるいは、夕方とか、無意味に機嫌が悪くなる場合も、睡眠時間が足りてないかもしれないだろう。眠いと機嫌が悪くなるってやつだ。


食事の時間と量とどんなものを食べるのか

朝ごはん、午前のおやつ、お昼ごはん、午後のおやつ、晩ごはん。
この5回をあげたい。
おやつを食べすぎてお昼ごはんや晩ごはんが食べれなくなるのは本末転倒。
おやつの量には気をつける。

量の調整は難しい。体重がその子の身長のわりに重いかどうかで、調整したい。
うちの5歳息子は体重が軽いので食べたいだけあげている。
3歳娘は、体重が十分あるので、それほどあげなくてもいいやってしている。

食べるものはバランスよく。炭水化物、タンパク質、ビタミン。
甘いものはあげすぎない。カフェイン(チョコレートに入っている)はあげない、あげてもすこし。
味は薄目がよいと思うが、食べが悪いときは仕方なく濃くしている。


その他

睡眠と食事が正しくできていれば、あとはささいな問題だと思う。
でも、テレビとかスマホとかそういう目と頭だけに負荷がかかるものについては、年齢を考えるべきかな。

テレビ・スマホ・タブレットで得られる能力も大事ではある。
けれど、身体の使い方を覚える時期ってのがって、それを妨げるとよくない、と思うのだ。
細かく言い出すとキリがないのだが、発達段階にあわせた習慣が大切。

テレビ・スマホ・タブレットはものすごく刺激が強いので、ほっといてもあっという間に習慣化できる。急ぐ必要はないのだ。


大人と子どもは別。
自分の生活習慣も理想だとよいがそうでない場合でもさておいて。
子どもの生活習慣をできるかぎり正しいものにしてあげたい

もしよろしければサポートいただけたらこれ幸いなりと。