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説得力がある人とない人の違いとは

見知らぬおじさん「君、才能あるね。」
大谷翔平選手「君、才能あるね。」

同じセリフでも、発言する人によって説得力が違うと思いませんか?

今回はこの現象について、どのように普段の生活に活かすことができるかを考えてみます。

1.大谷翔平選手から褒められた方が嬉しい

あなたは新人のプロ野球選手。
初めて出場した試合、チャンスの場面でホームランを打つことができました。

試合後に見知らぬおじさんから
「君、才能あるね。」
と言われました。

見知らぬおじさんといえど、純粋に嬉しいですよね。
自分の実力を他人に認められることは、誰にとってもうれしい出来事だと思います。

しかし、同じセリフをあの”大谷翔平選手”に言われたらどうでしょう?

現役で活躍しているメジャーリーガー
「君、才能あるね。」
なんて言われたら、ものすごくモチベーションあがりますよね。

このように、同じセリフでも誰が発言したかによって、聞き手の受け止め方も変わってきます。

つまり、大谷選手から言われた方が、「自分に才能があるのかも」と感じる(=説得力がある)のではないでしょうか。

知らないモルに褒められたモル

2.実績がある人は説得力がある

ではなぜ、見知らぬおじさんに言われた時より、大谷選手に言われた時の方がうれしいのか?

それは、発言者に実績があるからです。
今回の例だと、見知らぬおじさんの実績は不明であるのに比べ、大谷選手はニュースでその活躍が報道されるほどの実力や実績があります。

「数々の野球選手を見てきた大谷選手が言うのだから、自分には才能があるのかもしれない。」
「たくさんホームランを打っている人だから、人を見る目は本物だ。」

褒め言葉を言われた時、心の奥底ではこんな風に思うのではないでしょうか。

見知らぬおじさんも実は元プロ野球選手かもしれませんが、褒め言葉を言われた時点では、私は正解を知らないので嬉しさをあまり感じません。

仮にこの見知らぬおじさんが、現役時代に大谷選手よりも実績のある選手だった場合、おじさんの立場からすると少し損をしていますよね。
もし私がこのおじさんの経歴を知っていれば、大谷選手から言われた時よりも喜んでいたはずですから。

有名なモルに褒められたモル

3.何かを発信する時は、実績もあわせて発信する

では、普段の生活にどのように活かすことができるのか。

それは、自分が何かを発信する時は、実績(や経歴)もあわせて発信した方がよいということ。

例えば、単に「おいしいパスタがあります。」「上達する練習法があります。」と言われても表現が抽象的で心に響きません。

「ミシュラン3つ星のレストランで10年間修行したシェフがつくったパスタです。」
「2023年にホームラン王を獲った私が教える練習法」


このように発信した方が、魅力的に感じます。
同じ商品でも広告のしかたによって売り上げに大きく影響するため、広告が下手だと非常にもったいない。

ちなみに、何も実績がないという人は、小さなことからでもコツコツと実績を作ることがまず必要です。

わかりやすい例だと、
・FPや簿記などの資格
・趣味を長く続けること

があります。

資格は広く一般的に知られているものなので、「一級建築士です。」というだけで、たとえ建築に詳しくない人であっても、その人の言葉に説得力を感じるでしょう。
ただし、資格は分野が限定されているため、自分が興味のない分野の勉強をすることは大変ですよね。

そこでオススメしたいのが、趣味を長く続けること。
一般の人であっても、「パン作り10年目」「ヨガ10年目」と言われると、説得力が増しますよね。

実績というと何か大きなことを成し遂げる必要があるように感じますが、小さなことを長く続けられる、それだけで立派な才能であり、実績なのではないでしょうか。
自分の趣味、興味のあることについて学び、継続してみましょう。

実績のあるモル

ただ、1点注意が必要です。
これを悪用した広告などに騙されないようにしてください。

「投資歴20年のプロが教える1日で10万円増やす投資術」
「未経験でもOK!90%の人が月30万円の副業収入を得ています。」

一見信用できそうですが、その経歴が本当かどうか、本当に利益を出すことができるかはわかりません。
こんな時は一度冷静になって、情報を精査する必要があります。(会社名をウェブで検索→詐欺の会社だった!なんてことがあるかも…)

このような側面もありますが、効果的に情報発信するために有効なスキルですので、みなさんもぜひ実践してみてください。

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