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何度も蘇る「ゾンビ臭」を一発解決できる、超楽ちんな方法を思いついた!

しばらく前から、スーパーの洗濯洗剤売り場で気になっていたこの言葉。(世間様より、周回遅れで気にしている自覚はあるので、しばらく黙って聞いてほしい)

「ゾンビ臭」

ものすごいパワーワードだと思う。
調べてみると、2019年にライオン株式会社が生み出した造語らしい。

「ゾンビ臭」とは、「部屋干し臭」「干し忘れ臭」「戻り生乾き臭」という、洗濯しても蘇る"3大ニオイ悩み"を総称した、ライオンが考案した言葉だ。

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説明されなくても、一度聞いただけで「あ、きっと、あの臭いのことだな」と主婦ならピンと来る。

なぜ、この単語が、いまさら気になるようになったかというと、洗っても洗っても、夫の洗濯物からゾンビ臭が消えないからだ。

酸素系漂白剤と一緒に洗っても落ちない。
消臭効果のある柔軟剤を使っても、フローラルな香りを、野蛮で強烈な臭いがどかどかと上書きしてくる。

日光が届かない北陸の冬に、生乾きで室内に数日ぶら下がっていたことも、要因として大きいと思う。
しかし、それなら私の洗濯物も、同じ条件で吊るされていたのだから、同じようにゾンビ臭がしないとおかしい。
なのに、自分の服だけ慣れてしまって鼻が効かないのかなんなのか、嗅いでも嗅いでも私の服からはゾンビ臭がしないのだ。

なぜ?

それにはまず、敵を知るところからだろう。
ゾンビ臭がどういうメカニズムで発生するのかというと、細菌の繁殖によるものらしい。

ゾンビ臭が発生する原因は、衣類などに付着しているニオイ菌と汚れ残りにあります。
ニオイ菌には大きく分けて、「グラム陽性菌」と「グラム陰性菌」という2種類があります。
「グラム陽性菌」は主に人の皮膚由来のニオイ菌で、「グラム陰性菌」は部屋干しなどの湿った環境下で増殖しやすいニオイ菌です。
ニオイ菌が温度・湿度・菌のエサ(皮脂等の汚れ残り)などの条件がそろうことで増殖すると、ゾンビ臭が強くなります。

衣類の敵 ゾンビ臭の実態

なるほど、海には行くけれど、基本インドア生活が多く、あまり外で汗をかかない私と、自転車大好き、真夏の炎天下も10キロ自転車漕いで海に行く夫では、元々、衣類に残るグラム陽性菌の量が桁違いなのだろう。

つまり、菌を殺せる高温の乾燥機が我が家にあれば、この問題は一発解決なのだ。
しかし、夫は家事が便利になる家電製品を好まない。
「人間がダメになる」と信じている。
食洗機も、お掃除ロボットも、乾燥機も、頑なに導入しようとしない。

ということは、私がこのゾンビ臭をなんとかするしかないのである。

ゾンビ臭対策サイトを読むと、

①通気性のある洗濯カゴを使う
②洗濯物を溜めずにすぐ洗う
③酸素系漂白剤を洗剤と一緒に入れる
④消臭効果のある柔軟剤で仕上げる
⑤熱湯で予洗いする

などの対策が出てくる。
しかし、①~④は実践済みで、⑤は洗濯のたびにお湯を沸かすのが面倒だ。
しかし、この中で確実に菌を殺せそうなのは⑤しかない。
ゾンビの名を冠していても、元は単なる細菌、やつらタンパク質は熱で簡単に死んでしまうのだ。
そこで、ない知恵を絞って、これだ!と思う技を編み出した。

脱水が終わった後の洗濯物を、電子レンジでチンするのである。
全ての衣類を加熱する必要はなく、汗が絞れるほどぐしょぐしょだったTシャツ(グラム陽性菌が多数在籍していたと思われる)だけをピックアップし、ラップで巻く。
そのまま、加熱ボタンをおして、熱々Tシャツを作る。
電子レンジで『蒸しタオル』を作るのと同じ要領だ。
あとは、これを広げて干すだけ。

ラバープリントがされているTシャツは、さすがに溶けそうでレンジに入れられなかったため、対照実験としてそのまま干してみた。

結果。
見事に、レンチンTシャツのみ、臭いが消えている。
お湯を沸かすより手間なく、臭いを消すことに成功したのである。

しばらく、この方法を続けてみるつもりだが、おそらく、途中で『自称常識人』の夫から、クレームが入ることだろう。
「洗濯物をレンジに入れるなんて、変なことはやめろ」と。
そうなったら、そうなったで、乾燥機を買おうという交渉ができる。
だから、どちらに転んでも、私はゾンビ臭に対する勝ち筋を見つけたことになる。

レンチンTシャツ法。
今のうちに、特許でも申請しておくべきだろうか。

**連続投稿586日目**

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