見出し画像

宿題のある生活

日々の生活にハリを持たせるものは、人によってさまざまだ。
私の場合、適度な量の「宿題」があることが緊張を生み出し、いい感じに生活が回ることに気づいた。

宿題といっても、100マス計算とか、漢字の書き取りのような単純作業ではなく、「大喜利のように、ちょっと面白いことを考える」+「締め切りがある」ものがいい。
クロスワードパズルの懸賞に応募するくらいの、気軽さがいい。
命懸けで必ず達成しなくてはいけないような宿題は、重すぎて勘弁してほしい。

そこで、またしばらく、ISIS編集学校で勉強することにした。
初心者用の「守」コースを先日卒門し、今日から中級クラスの「破」コースが始まっている。
半年間の長丁場、常に頭の片隅に宿題がある日々の再来だ。

「編集者」になりたいわけではないし、その能力も自分にはないと思う。
ライターとして、自分が書くものを上手に編集できるようになりたいと思ったから、入学した。
目標は、「書ける人」である。
楽しみながら、上達できるといいなと思う。

ところで、この歳になると、どこの講座を受けても受講者の最年長であることが多い。
講師より歳上、なんてこともザラだ。
きっと今回もそうだろうと思っていたら、なんと、最大年齢差を更新した。
おそらく、今回の先生は20代、まだ現役の大学生っぽい。

話が合うだろうか、と不安になったが、よく考えると、オンラインで開講される学校は、一度も顔を合わせずに終わることだって多い。
話なんて、合わなくても全く問題ないのだ。

ただただ、モニターに浮かぶ文字に集中し、問いに対する最適解を提出することだけを考えればいい。
あとは、やりとりにできるだけ、本音を込める。
知らない人ばかりのところでは、つい猫を被りがちなので、最初から猫をぶん投げ、いつもの私を出すことを心がける。

そうすれば、仲良くなれる人とはなれるし、なれない人は近づいてこない。
仲良しを作りたいのではなく、暮らしのハリのために「宿題」を求めていくのだ。
気が合う人がいれば、儲けものだ、くらいの感じでやっていこう。

さて、宿題にとりかかる!

**連続投稿623日目**

最後まで読んでくださって、本当にありがとうございます。 サポートは、お年玉みたいなものだと思ってますので、甘やかさず、年一くらいにしておいてください。精進します。