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杉津・続報(1)重機が河口の岩をどけてくれた

8月4日から5日にかけて、北陸を襲った線状降水帯のもたらす豪雨により、私の大好きな杉津の海が土石流の被害を受けた。

前回のレポートを書いてからまだ2日、さほど、復旧は進んでいないものと思っていたが、なんと今日には、河口をふさぐ大きな岩が撤去され、大毛谷川(おもだにかわ)は、元のまっすぐな流れを取り戻したらしい。
今日、わざわざ杉津まで様子を見に行ってくださった方がいらして、写真を送ってくれた。
敦賀市でビーチクリーン活動をされている「Team Clean Blue」の名子朋宏さんだ。
まだ直接の面識はないのだが、海を愛する方だけあって、杉津の惨状を気にかけてくださり、連絡をくださったのだ。

名子さん撮影/2022年8月9日の杉津海岸 大毛谷川

川はまだ泥の色をしていて痛々しい。

飯田撮影/2022年8月6日午後 大毛谷川河口

写した角度が違うのでわかりにくいが、下の写真の真正面に転がっている大岩を、重機でどけて海までの流れを作ってくれたのだろう。
これで多少雨が降っても、「かずや」のおじさんの小屋の前の砂が今以上に削られてしまうことはないだろう。
名子さんのお話では、明日には、小屋の前にも重機で砂を入れてくれるとのこと。
「かずやのおじさん、稼業をやめようかと思ったけど、すぐできそうや。頑張るわ!って去っていきました。 前向いてましたよー。」
と、名子さんから「かずや」のおじさんの発言も聞けてほっと安心した。

福井県の被災状況からすると、どう考えても、杉津は後回しになりそうだと思っていたのに、こんなに対応が早いのは、どういうことだろう。
7日の午後に敦賀市議会議員の前川和治さんが、視察に行ってくださったので、そのご縁で、杉津のために働いてくださる方をお世話してくださったのだろうか。

いずれにせよ、気にかけてくださる方々がいるのはありがたい。
敦賀FMでナビゲーターをされている、星出絵美さんからも、ラジオで杉津の被害の様子を紹介したいとご連絡いただいた。
敦賀の人たちは、本当に心優しい方ばかりである。

復旧にはとにかく予算が必要だろうからと、私が使っているすべてのSNSで災害支援の特別ふるさと納税を呼びかけてみたところ、以前住んでいた相模原からも支援があった。
なぜわかったかというと、このサイトには、納税した人からのメッセージが掲載されるからだ。

サイト内の、どこにも「杉津が被害を受けた」とは書いてないのに、杉津のことを書いたら、私のnote経由だと自ら語っているようなものである。

「たちこ」からのメッセージ

支援してくれた、たちこちゃん、ありがとう!
今回は返礼品のない納税なので、私が体を張ってお返しします。
ウミウシツアー行きましょう。敦賀で待ってます!

それにしても、この「ふるさと納税サイト」、福井県への支援の集まり具合がすごい。
全国に散った福井県のみなさんの、郷土愛のなせるわざなのだろうか。
これで、南越前の大洪水被害も、復旧が進むといいなと思う。

明日には、私も杉津に行けると思うので、もう少し現状と今後の展望を(わかる範囲で)詳しくお伝えしたい。

**連続投稿191日目**

(トップ画像は「Dearふくい」からお借りしました。杉津PAは夕陽の名所)


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