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脳内断捨離会議実況

本を減らさなくてはと思うのに、ついつい書籍やコミックスが増殖する。
一番いいのは、本棚を断捨離して部屋に置かないことじゃないか、と思うのだが、その決心はまだつかない。

そもそもなぜ本を減らそうと思ったのかというと、引っ越しのたびに「本を梱包して、開いて、並べて」という作業にうんざりするようになったからだ。
本好きな人なら、こういった作業すら歓びだと思う。
なぜなら、かつての私がそうだったから。

昔、給料の5分の1を本代につぎ込んでいたころ、部屋に本棚が増殖していくのが嬉しかったし、引っ越しのたびに、きれいに整頓される背表紙を見るのが楽しかった。
ということは、今はきっと、本が好きではないのだろう。
昔のような愛もないのに、いつか読むかもしれないと残しておくから、気持ちの負担にもなるし、スペースも圧迫する。
……なんか、倦怠期の夫婦みたいだ。

さっさと売り払ってすっきりすればいいのに、なぜできないのだろう。
考えてみると、理由はこんなところじゃないだろうか。

①コミックスの場合、未完の話は、最後まで読んでから手放したい。しかし、最後までコンプリートすると「せっかくそろえたのに」というコレクター意識が邪魔して手放せない。
②本に支払ったお金がもったいなくて、未読の本は完読して元を取るまで手放せない。
③手放すための作業が膨大で、面倒くさい。

ああ、ますます倦怠期感。
案外、離婚しない熟年夫婦の日常は、「せっかくだから」と「もったいない」と「面倒くさい」でできているのかもしれない。

それはさておき。
①はコレクターあるあるなので、対策はわかるのだけれど、②③については、我ながらどうしようもないなと思う。
けち&怠惰という、ネガティブキャラクターダブルアタックで来られては、避けきれない。
それでも、「怠惰」は、片付けを外注することで他力の解決ができそうだ。
お金はかかるが、最終手段として残しておこう。
「けち」は、他人にはどうにもできないだろう。
なんとか、積読を消化するスピードを上げるべく努力し「元は取った」感を増やして手放せるようにするしかない。
寝る前の読書タイムを増やすべく、鋭意努力しよう。
そのために、noteに無駄に時間をかけないこと。

あと、今気づいたのだが、「本さえ片付けば、きれいになるはず」と思い込んでいるのも、よくない。
実際は本よりも、無駄なものは、たくさんある。
たとえば、書類。
本当に必要なもの以外、捨てて構わないのに、棚の奥深くに埋もれて忘れられている。
たとえば、服。
スカートをはかなくなって、10年以上たつというのに、タンスの肥やしにしたままだ。
見ればときめくからといって、着ない服を残しておいても仕方ないじゃないか。

方針は決まった。
本はラスボスだから、しばらく見ないふりをして、手を付けないことにする。
それより、書類や服をターゲットにした方が、重さもないので片付けが楽なはずだ。
明日はまず、机の上の無駄な書類を一網打尽にする。
その勢いで、今後の展開も変わるだろうから、あとの作戦は、様子を見て考えることにしよう。

以上、解散。

**連続投稿444日目**



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