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80億の中の1人

昨夜、Twitterのタイムラインに「世界の人口が80億人に達した」というツイートが流れてきた。

ブルゾンちえみが「35億」の決め台詞でブームを巻き起こしていたのが2017年だから、そこからわずか5年で10億人増えたことになるのか?
調べたら、実際70億人に到達したのは2010年だった。
12年かかっていたのか。

想像もできない80億という大母集団の中で、巡り合えた奇跡に思いを馳せると気が遠くなる。
家族、友人、知人。
今も連絡を取り合う「付き合いのある人」はたぶん、50人もいない。
80億分の50人。
苗字しか知らないただの隣人であっても、何かしらの奇跡の賜物だと思えてくる。

80億の中には、たった今、コロナに罹患して辛い思いをしている最中の人もいれば、ミサイルが降ってくるかもしれない街の地下壕で暮らしている人もいる。
何がどうしてこうなっているのか。
置かれた運命にも、ただただ不思議さを感じる。
確率だけで考えるなら、私があそこで、がれきの下に埋まっていても、おかしくはなかったはずなのだ。

ここで、のほほんと毎日を過ごせる自分は、いったい、なぜ?
それに理由があるのなら、理由を自覚しながら生きてみたいと思うのに、複雑に絡み合った世界の中で自分が果たす役割なんて、死ぬまで、いや、死んでからもきっとわからない。

だからせめて、できることくらいは、一生懸命やろう。
と、逃げたくなるような煩雑な作業をしながら、自分に言い聞かせている。

**連続投稿288日目**


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はんだあゆみ
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