ご近所パラダイス!
春といえば思い出すのが、相原の谷戸の景色だ。
菜の花の黄色と桜のピンクがいかにも春という風情。
柔らかい陽光の下ヒバリやウグイスの声が聞こえる。
ポカポカして眠くなる。
そしてなんと言っても、春の谷戸には食べられるものが、これでもか!と生えていた。
思い出せる範囲で書くと、セリ、カンゾウ、ノビル、ツクシ、ナバナ、オオアラセイトウなど。
「野草ってどうやって食べるんですか?」
と初めて谷戸に来るお母さんたちからよく聞かれたが、わからないものは天ぷらにしてしまえば、なんでも美味しくいただける。
酢味噌和えだのなんだのといった大人の味覚を楽しむのも、春の野草の醍醐味なのだろうが、麺つゆに勝てる調味料を私は知らない。
困ったら天ぷら一択。
子どももよく食べる。
敦賀では魚は釣ったが、野草はついぞ見つけられなかった。
たぶん、クマを恐れて山に入らなかったからだと思う。
探せば、どこにでもあるはずなのだ、同じ日本なのだから。
さて本日。
あいもかわらず、尾根道を探してさまよってきた。
あるはずの尾根道は見つからなかったが、近所の山で美味しい収穫があったので、自慢する。
じゃーん。
最後のベリーは、収穫はまだ先だが、新たな群生地を見つけてしまったので、ホクホクだ。
オオアラセイトウは、その場でちぎってむしゃむしゃ食べた。
ほろ苦い春の味がした。
キクラゲとノビルは、明日の朝ごはん用。
私の野草EYEを信じてない夫は「いらない」というので、独り占めする予定だ。
春はこれがあるから、好きなのだ。
**連続投稿792日目**
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