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大河ドラマ「どうする家康」6回 感想 〜瀬名ちゃん奪還成功、よかったね元康くん〜

駿府に残る、妻子とその一族を取り返したい、元康くんと服部一党が頑張る回の続編。

これは私が性格が悪いから、そう思ってしまうのだろうけれども。
今回最大の山場、瀬名パパと瀬名ママが氏真くんのところに残ることになる、別れのシーンが納得いかなかった。

ネットではみな「泣いた」「泣けた」と言っていたけれども、元はと言えば、瀬名ママがうっかり口を滑らせてしまったがために機密が漏洩し、服部党に被害が出てしまったんじゃないか。

別れのシーンに感情移入するくらいなら、1人ぐらい死んだ大鼠たちのために泣いてやってくれよ、と思う。
彼らは、瀬名ママのせいで無駄死にさせられちゃったようなものなんだから。

さて、問題のシーン。
私が最も納得いかないのは、「残るなら、瀬名ママひとりで残ればいいのに、いかにも娘の未来を案じる良い母の顔をして、瀬名パパもみちづれにするのはどうなんだ?」ってところだ。
瀬名ママなら、上手いこと氏真くんを丸め込んで、瀬名パパも岡崎に行かせてやることだってできたのではないか?

だって、人質交換の相手は、前途有望な若者2人である。
瀬名パパは、この先、戦場で役に立つようには見えない、おじいちゃんではないか。
ねじ込め、押し込め、責任を感じるならば。
瀬名パパは何のミスもしてないぞ。

瀬名ちゃんは優しいから、母を責めたりはしなかったろうが、内心、口の軽い瀬名ママにうんざりしていたはずだ。
せっかく、我が殿が忍びを派遣し、段取りつけてくれたというのに、台無しになっちゃったじゃないか、と。
それを負い目に感じていたならば、全責任を一人被って逝けばいいのに、と思ってしまった。

何しろ私は、有村架純が好きである。
瀬名ちゃんを泣かすものは、許さん!と思う。
今回は、そればっかり気になってしまい、戦場で蘇る服部党や、色っぽい大鼠2世の夜鷹姿など、面白いシーンが盛りだくさんだったのに、あまり覚えてない。

もったいないことをした。
それもこれも、瀬名ママのせいである。

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