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毎日note継続2周年

バトンズの学校が最終日を迎えたその夜、私は宿泊先のホテルに戻って、現在まで続く「毎日note」の初回記事を書き上げた。
それがいつのことだったか正確な日付を忘れてしまっていたのだが、Facebookが「2年前の今日ですよ」と教えてくれた。
そうか、あれからもう2年も経つのか。

2年前と今と、何かが変わったような気は全くしていない。
私の中身は学生のころから、一歩も成長していないような気すらする。

しかし、この間に環境はがらりと変わった。
北陸から四国へ移住し、ライター生活は3年目を迎え、夫は定年退職して無職になった。
激動と言ってもいい、結構な変化だ。

何かを成し遂げた達成感がないと、自身の変化は感じにくいものだが、確実に生活は変わったし、依頼していただける仕事の幅も広がった。
書き続けてきて、よかった。

2年書いてきて、わかったことがある。
私は「経験」が元にないと書けない人だ、ってことだ。
何もないところから、思考をぐんぐん広げていって、巨大な妄想建築物を建てられる人も世の中にはいるのだろうけれど、私にはそれができない。
始まりから終わりまで、経験したことしか書けない。
それをちょっとアレンジしたりすることはできるが、それは98を100にするくらいのことで、0から1は作れない。

作家じゃないんだから、それでもいいのかもしれないが、気づいた時には軽く凹んだ。
つまり私は、棒に当たるのを待っている犬なのだ。
歩いて棒にぶつからない限り、何も書けない。
なのに、出不精で、人嫌いで、めんどくさがり。
体験する機会を、自らギュウッと狭めている。
このままでは、そのうちネタ切れで何も書けなくなるだろう。

そこで、3年目の目標を決めた。
何もしなくても向こうからネタがやってくる状態を作ること、だ。

具体的に何をどうすれば、この状態が作れるのか皆目見当もつかないが、とにかく、もうすこし松山を楽しむところから始めようと思う。
本当にここを終の住処にするつもりなら、根っこを張る努力をしなければなるまい。

**連続投稿729日目**

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