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家探し雑記⑥

ようやく、引っ越し日が決まった。
まだ契約書類を返送していないので、若干不安が残るのだが、ここまで来たらもうひっくり返ることはないだろう。
10月27日に敦賀を出て、翌28日に松山に移り住むことになった。
調べてみると、私が敦賀にやってきたのは、2020年の10月26日。
ぴったり3年住んだことになる。
当初、もっと早くに引っ越す予定だったのが、先方の家主さんがよい方のようで、契約が決まった後に台所のリフォームをしてくださることになり予定が延びたのだ。
しかし、こうなってみると、丸3年という数字に意味があるような気がしてくる。
きっと私には、敦賀に3年いなくていけない理由が、何かしらあるのだろう。
これから、それが起きるのかもしれない。
大きな地震とかでないといいなあ。

さて、新しい住まいは、やはり戸建てにはならなかった。
8階建てのマンションである。
今度は、エレベーターがあるのでうれしい。
けれど、しばらくは、習慣で階段を使ってしまいそうだ。

不安要素は、部屋を決めるにあたり、実地見学をしていないことだろうか。
不動産屋さんのサイトに出ていた間取り図と、室内写真と、Googleのストリートビューだけ見て決めた。
そんなに何度も四国を行ったり来たりできないので、これはこれで仕方ない。
が、行かないとわからないことは確実にある。

前回、松山に行った時、図面と写真から見学を希望した8つの物件は、どれも似たような戸建ての家だと思っていたのだが、実際行ってみると、地域によって確実に民度の差があった。
たとえば、ゴミ置き場の清掃がされている気配がない、とか。
玄関の外に、下着姿のヤンキー座りで、たばこを吸っているおばあさんがいて、パンツが見えてる、とか。
住人が餌付けしているらしき、野良猫の集団に威嚇される、とか。
当然、その猫たちの糞もあちこちに落ちていて、誰も拾ってない、とか。
こういうのは、絶対に現地に行かないとわからないことだ。

さすがに、マンションに野良猫は住み着いていないと思うが、どんな隣人に出会うかは、賭けのようなもの。
どうか、金髪刈り上げの変なおばさんと、頭に皿のある国籍不明のおじさんを、不審がらずに受け入れてくれる人たちが、住んでいるところであってほしい。

**連続投稿597日目**


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