「オオカミの家」観た
映画「オオカミの家」観ました。
最初観に行こうとしていた日に映写機がぶっ壊れてて断念したり自分の体調不良だったり、挙句ツイッター(旧:X)で酷評されているのを観てどうしようかな…と思ったけどその後個人的な状況が変化し生活もこの先の人生も終わり、どうせ終わってる人間なんだしつまんなくてもウンコ投げつけられたりしない限り何でも良いや。
と比較的元気な日に行ったら個人的には滅茶苦茶面白かったです。
当然ウンコも投げ付けられたりしないし、むしろ涼しくて極めて快適な環境でした。
(※以下ネタバレありの感想注意!)
まずハム太郎みたいに二本立てなのがお得な感じで良い。
同時上映の「骨」の方も昔作られた映像って設定が楽しいし古いフィルムの設定だから演出で度々ノイズが入ったり映像が飛んだりするんですけど「また映写機壊れたか?」と適度な緊張感を持って観ることができて良かった。
似てるってわけではないんだけど海外ドラマ「アメリカンホラーストーリー」シリーズのオープニング映像の意味不明で不気味なカンジが好きな人は好きそうな気がします。
観てる間の脳の反応してる部位が同じかんじがしました。
別に脳波取りながら観てたわけではないので医学的根拠一切ありません。
「オオカミの家」の方はもう画が普通に好きでした。
現代でコレやるんだったら絶対プロジェクションマッピング使うだろという演出を手描きでやってるのがキモ過ぎて良かったです。
あと絵面が好き。
豚にボール投げるところで平面手描きマリアがアクリル板になって遠近感出てるのも良かった。
絶対的に汚してはいけないとされている壁、壁にかけた服、家具等にまで絵の具がビチャビチャビチャ…てなるとこの、この「え!?どうすんの!?」ていうウワッ!て嫌悪感は多分プロジェクションマッピングだと出せないと思います。プロジェクションマッピングだったら光当てなければ元通りになるけどあんなベチャベチャになっちゃってもう着れないし…
こういうところはアナログの強みだなと思いました。
この作品以外でそこの強みが活かされる事などあんまり無いと思いますが。
あとテーブルに置いた蝋燭倒した瞬間子供達が全焼してるの怖過ぎるし嫌だったけどこうなる恐怖感てあるよね、となりました。
こうなる恐怖感が常日頃あるからアロマキャンドルとかお香とか家で使えないんですよね。
アロマで癒されるどころか火が点いてる…まだ火が点いてる…となってしまい気もそぞろになります。動物かよ。
そういう人々の恐怖あるあるポイントの描写が上手く、結構造りが荒々しい人形しか出て来ないのにリアリティあって本当に生きてるみたいで嫌だなあとなりました。
最後の方のお腹が空いた…助けて…というくだりの頃、腹減り過ぎて観てるこっちもオオカミさん助けて…て4DX状態になってた。本当の布教映像だったら効果覿面過ぎる。
そのために劇場内食事禁止だったんですか?オオカミの映画館だった…助けて下さい…(疑心暗鬼)となりましたが普通に感染症対策とトラブル防止対策ですよね。
眠れないのとお腹が空いてるのはやはり正常な判断ができなくなると再確認させられ、とにかくよく食べてよく眠らなければいけないと思いました。
それはそうとやはり映像作品としてはかなり好きな映像だったので、よく見かける「お部屋をプラネタリウムにできる♪」的なプロジェクターのメーカーとコラボとかして、オオカミの家の本編映像を上手いこと壁に投影して「自宅をオオカミの家にできる♪」というやつがあったら良いですよね。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?