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[明石昌夫]KIX-Sの話/ベースのアンプとラインの話

KIX-Sは初期のアルバムは明石さんが何曲かアレンジしていますよね。あとは葉山さんが担当。

これも理由があってですね。その後っていうのかな。KIX-Sの後にMANISHを始めたんですよね。なんでKIX-S始めた時点ではまだMANISHがいなくて。そうするとこう同じ制作チームで似たような女の人のユニット、ボーカルとキーボードだったりボーカルとギターだったりみたいな感じであったんで。一緒になったらわけわかんなくなるんで売り方が難しくなるんで。なんで一応棲み分けをしようみたいな感じで葉山さんがKIX-Sをやって、僕がMANISHをやってみたいな感じになって。それと同じような感じっていうのが基本的にはZARDと大黒摩季という考え方なんですよね。なんで大黒摩季はファーストシングルは僕やってるんですけども、基本的にはもうその頃はB'zのツアー真っ盛りなんで。なんで絶対にスケジュール的に無理だというところで。だからZARDは基本的には僕なんですけども、やりきれない部分で葉山さんがやったりするんで。僕が全部アレンジしてるアルバムもあるじゃないですか。基本はメインは僕だったりするんですけども。でも一番売れた「負けないで」は葉山さんなんですけど。そんな感じです。そうやっていろいろ棲み分けてっていう感じはあります。なんで似たようなアーティストだと、そうやって僕と葉山さんで振り分けてそこで違いを出すっていう、そういう風な戦略というか考え方だったりします。

明石さんベースに対してはこだわりはあるのですか?ヴィンテージのジャズベの他に、エピフォンの安いSGも使ってらっしゃるし、B'zの時はリッケンバッカーも使われていたので。

うるさいわ。あれ田中一郎さんのやつなんだぞ。田中一郎さんも安いって言ってましたけどね。この間あれくれましたけどね。Youtube2年使いまわしていいよって言ったらそれのお礼にくれましたけど。

B'zの時はリッケンバッカーも使われていたので。

リッケンバッカーってこだわりないのか?リッケンの音好きだぞ。あれはちゃんと買ったんだぞ中古のやつを。最初はLOUDNESSの山下に借りていろいろ試してみたいな感じで、最終的には何本か買って、もう覚えてないや。だけどリッケンバッカーは好きだから、イエスのクリス・スクワイア。あとディープ・パープルのロジャー・グローヴァー、あの辺の「※音楽※」っていうやつ。あれすげー好きだから。1,2は全部リッケン。ただねリッケンって難しいよね。ラインだけだったりすると、本当に聞こえづらかったりする。アンプでちゃんと音作れば大丈夫なんだけどね。なんでエピフォンの安いSGは、ギブソンのベースで特に、このSGを弾いてる時っていうのはマウンテンだったり、そういう風なむちゃくちゃクリームだったり、そういうめちゃくちゃファズベースってやつ。めちゃくちゃ歪ませるベース。あの当時はXOTiCのやつをブースターとプリアンプみたいなの2つあって、両方ともゲイン10でめちゃくちゃ歪まして、それをアンプにプチ込んで。あんまりアンプで歪ませるとアンプかわいそうだったんで。っていう風なやり方をしてるんで、ある種なんでもいいんですよ。特にそのギブソン系のベースってのはローが出すぎる、出すぎるっていうのが、その過ぎるっていう基本っていうのがフェンダーベースだったりするんで。とりあえずめちゃくちゃローが出るわけなんですよね。それをこう歪ませることによってローを締めてその分、倍音を増やすっていうそういう使い方をすることがすごい多くて。ある種なんでもいいんです。そんな変わんないです。フェンダーの方が一個一個のハイの雰囲気だったり、そういう風なものはもともとの音っていうのがあるのでそういう感じです。こだわりあるっちゃあるし、ないっちゃないしみたいな感じ。基本的にはあんまりこだわんない。他の動画でも言ってますけども。結局を聞く人がどう認識するかっていう部分っていうのを一番フォーカスするんで。手を抜くわけではないんですけども。自分が嫌だったらやりませんけども。そんなにミュージシャンの方々がこだわるようなことはあんまりしないですね。お金かけんの嫌いですし。

明石さんはベースではラインとアンプ、どちらを使う方がお好きですか?ライブ、レコーディング両方の場合で伺えればと思います。

僕はですね、ライブもレコーディングというかね。ライブの場合はどっちを使うかっていうのはPAの方が決めるんで。なんで僕の与り知らないところで、なんでその人にやりやすい全体のサウンドとして、なんですけども。レコーディングの時は僕の場合はラインは使えません。ベーシストのこだわりとしてこだわらないと言いながら。なんでもいいんですけども。結局そのベースアンプをこう調達したりスケジュールの関係でこう部屋で鳴らせなかったりして、宅録だけで全部やったりする時っていうのは別にiRig2だけでよかったりするし。ラインだけでも同じような音を作れるんですけども。基本的にはPro Toolsの場合は普通にラインでとって。それをSansampのプラグインを使ってそれにコンプとEQをかけて作るっていうのが基本なんですけども。ちゃんとこうアンプを鳴らしてレコーディングをする時は、810、Ampegの。それ810じゃないや10インチが8つ入っているやつの真ん中にツイーターが1個入っているやってのが学校にあるんで。それを別々のマイクを立ててですね。ウーファーの方にはRE20、エレクトロボイスのやつを立てて。ゼンハイザーの441ってやつをツイーターのところに立てて、その2つを混ぜるっていう考え方でやってます。それでSansampをかけます。でコンプかけてEQかけてみたいな。最近はそのスマホ対応になってるんでミックスするとき。普通よりももうちょっと中域に寄せたところにピークを持ってそこを持ち上げて。最近はベースはローをカットしてます。結局ベースでかくしないとiPhoneって聞こえないんで。そうするとでかくするとトータルコンプものすごいかかってベース入った瞬間にブワーってトータルコンプ聞こえちゃうんですよね。コンプ臭がすごい出るんですけども。それローカットをするとそれがなくなるんですよね。エネルギーが少なくなるから。なんですけどどこでローカットするかは、ベーシストとしてこれ以上カットしたらベースじゃねえだろうみたいなギリギリのところで、こうやってカットしたり、そういうふうなことをしてたりします。基本的には僕はラインは使いません。あんまり好きじゃないです。意味わかんない。そのベースアンプで作る、僕の場合はそのベースアンプのゲインを上げて手元のタッチで歪まして、そこで表現するという考え方なんで。だからアンプですね完全に。ラインはあんま信用してないっていう感じだったりします。はいありがとうございます。

※「※音楽※」は文字化できないため省略

Akashi Masao Official
https://www.youtube.com/@akashimasaoofficial9707

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