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久しぶりに紙のmtgをやる。(「兄弟戦争」プレリの話。)

最近、紙のマジック・ザ・ギャザリング(以下、mtg)をやっている。
4年ぶりくらいにやるので、そのリハビリの様子を少しずつ書こうと思う。

2022年は主にシャドウバースエボルヴというゲームをやっていたが、自動的にPP(マナ)が増えるゲームを半年以上真剣(?)にやっているうちに、普通にmtgをやっていたら絶対にありえない感情を抱いてしまった。

「あぁ、マナフラッドやマナスクリューしてぇなぁ・・・。」

本来、忌避すべき現象を恋しく思うその状況に何らかの末期を感じたものの、しばらくmtgから離れていた自分にとっていきなりカードを調べたりしながらデッキを組んだりするのは荷が重く、動き出すのにはしばらく時間がかかった。

重い腰を上げたのは11月中頃だった。
ちょうど『兄弟戦争』というブースターが発売される頃で、思い立った週末にプレリがあった為、それに参加する事にした。

収録カードは全く知らなかったが、まぁその場で何とかなるだろう。という気持ちで行った。
何より、カードプール調べるのが面倒臭くなったらプレリに行かなくなる様な気がしたので。

4年ぶりのデッキだ!!

組んだデッキは緑白のビートダウンだった。
この弾のカードには《パワーストーン》というマナを生むトークンを生成するカードが多く、それを使用したランプ戦術を勧めてきている様な雰囲気だったが、除去が薄くボムレアもないプールだったので、それをやるのは無理だと思った。
(と思いながら当時は悲観的に組んだが、今見直したらちゃんとビートダウンに寄ったレアが出ていて、良いプールだった気もする。)

2ターン目に出したコイツを、
3ターン目にパワー4にして殴る。
4ターン目にパワー4に(以下略)。

悩みながら惜しくもデッキに入れなかった重いアーティファクト・クリーチャー達と比べて、デッキに入っているクリーチャー達の細さが不安だったが、「テンポ良くビートダウンするのが一番大事」という強い気持ちでそれを飲み込んだ。

控えに置いてきたカード達。
"試作"で出した時のパフォーマンスが、他の3,4マナクリーチャーより微妙な気がした。
コストが可変するのは便利だが、
ちゃんとそのマナ域のカードを入れてビートダウンした方が良いと思った。
このスピード感でゲームしてたらレアの差で負ける。

逆に、これらのカードを相手に出されたら、ビタ止まりしてしんどそうだなとも思ったが、結構何とかなった。

ゲームが終わった後、周りの卓を見ていると《パワーストーン》トークンと各色の"試作"を入れた多色ランプが結構負けていて、特に《つややかな雄鹿》に惑わされてしまったのだろうと思った。

これあると、重い"試作"を何でも入れていい気持ちになるけど、
準備に2ターンスキップした後、重いコモン出しても勝てない。
あと、そもそも引かないときつい。

全員がそのスピード感でゲームをしたら、除去やボムレアを多く引いたプレイヤーが勝つだけのクソゲーなので、自分がビートダウンという択を取れたのは結構運が良かったのかもしれない。

だが、この信じられないカードにしっかり踏みつぶされたよ!!

久しぶりのmtgはとても楽しかった。

プレリは本当に良い。
カード知らなくてもその場にあるカードを見ればとりあえずデッキが組めるし、実際のカードの使用感はみんな手探りなので、似た様な温度感でゲームが出来るのが本当に素晴らしい。

すっかり気を良くした僕は、翌日もプレリに行ってしまった。

メインボード

前日以上に除去の無いプールでとても困った。
ので、前日以上にブチ切れながらビートダウンをするしかなさそうだった

"果敢" 知ってる能力だ。好きだ。
"飛行"に"果敢" 好きだ。
バウンス 好きだ。
アドバンテージ取れないカードばっかりだったので、
もうテンポのゲームをするしかない。
サイド後。

線が細すぎてどうしようもない可能性もあったので、念の為少しどっしりしたプランも用意した。
これが功を奏して、赤系のデッキに勝った時は「僕ぁ、本当にセンスがあるなぁ。」とホクホクした。

1戦目、これらの3点除去で2/2飛行落とされたりして、押し切られた。
だから、タフネス4だ!!
殴りながら3点回復で、ダメージレース破壊。
あとはコンバットトリックで。

誤算だったのが、最強ムーヴと信じていた2マナクリーチャーから神話レアエンチャントの動きが、びっくりする程簡単に処理されて全く勝利貢献しなかった事で、これを決めたゲームは毎回落としていた。

「3ターン目に貼ってイージーウィンだ!!」
と思っていたら…、
1マナで処理するな。
ついでにマナ加速するな。
コモンでも処理されちゃうのかい。

ただでさえリソース取れないデッキなのに、序盤に1:2交換されたらもう勝てない。

そんなこんなで2日連続2-1。
「センスあるなぁ。」とかホクホクしておいて3-0出来ない所に、能力の限界を感じつつ、プレリの週末は楽しく終わった。



そういえば、しばらく大会に出ない間に大会参加方法が変わっていた事に大きく戸惑った。
現在は、"mtgコンパニオン"というアプリで大会参加するらしい。
もう今後一生、DCIナンバーが書いてあるボロボロの紙は必要ないのだろうか?

あと、マリガンも7枚引いてX枚戻す方式になっていて、これはアリーナで知ってはいたが、実際にゲームをやるとマリガン後に「6枚で。」とか言いながら6枚の裏向きの束を相手に見せたりして、「?」という顔をされた。
恥ずかしかった。
(ちなみに本当にギリギリで踏みとどまったが、マリガン後の占術もやりかけた。)



プレリ中のゲーム後は対戦相手から現在のmtgの話を聞いたりしていた。
僕がする赤ちゃんみたいな質問に、みんな優しく自分のやっているフォーマットと使用デッキの話をしてくれた。

ありがたかったけど、素人に説明するには各自、デッキがトリッキー過ぎないか?


色々とデッキの話を聞いたのもあり、プレリから帰宅後久しぶりに手に入れた紙のカードを見ていたら、自分もなにかやりたい気持ちになった。
とりあえず、手元にあるこの2枚のカードが気になったので、最初はスタンを触ってみる事にした。

飛行とドロー 好き。
ほぼ《若き紅蓮術士》
下環境の真似事がスタンで出来るかもしれない。


次は、久々にスタンをやってみる話をしたいです。
あと、スタンに絶望した話も。




ちなみに、プレリのゲーム中に、マナフラッドしたり、マナスクリューして負けたりしたけど、普通にムカつきました。
やっぱり、どっちもしたくないです。





あざした。



おわり。

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