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人材系の営業職出身者たちがCROOZで活躍できる理由を考察してみる

事業をつくり、動かしていく力をつけるためには、どんな職種を経験すべきなのだろう。最近ではマーケティング職などの、いわゆる企画職を経験することが王道とされることが多いように思われる。事業家への道を進むために、企画職は必須のステップなのだろうか。

ここに「営業職こそ、事業づくりの主役である」と謳う企業がある。ファッション通販サイト『SHOPLIST.com』を運営するCROOZ SHOPLISTだ。

先日FastGrowに掲載させていただいた記事の冒頭がカッコ良かったので引用させていただきました。

こちらの記事では、人材系の営業職出身である北島・大西が未経験から務めたMD(マーチャンダイザー)についての話から、MDで彼らが身につけた事業づくりについて詳しく書かれています。

そして、もう1本。同じく元人材系の営業職出身というくくりで、社長特命執行部の齋藤・松岡の記事もFastGrowにて掲載しております。こちらも事業作りの話を中心にした内容。

この2本を通して僕らが伝えたかったのは、CROOZにおいては、人材系の営業出身者(そこで成果を出し続けてきた人)こそ能力をフルに発揮して優秀な社員として働けるかもしれませんよ、ということ。

今回こちらでは、FastGrowで取り上げていただいた4人の歩みから、人材系営業職の出身者に共通する資質について探り、それがなぜCROOZに生かせるのか考察します。

本題に入る前に、MDとは・・・

クライアントの商品をお客様に適切に届けるための販売戦略を立てます。「クライアントの売上を最大化すること」がミッション。

CROOZでは、MDひとりにつき20〜30のクライアントを担当し、毎日クライアントそれぞれの売上・利益・CV・購入率・PV数、在庫、キャンセル率などの数字とにらめっこ。

他社と比べてこの数字が多い・少ない、どうしてそうなっているのか(ヒアリング)、じゃあこうした方がいいのではないか(提案)ということを考える仕事です。

最もクライアントに寄り添う立場にあると言って良いでしょう。

ケース1:とにかくコツコツやるMDの北島

北島くんは、僕の新卒1社目であるアドプランナー(求人広告代理店)時代の後輩。お互い会社が変わってからも付き合いがあり、6年前、とにかくコツコツやれる資質を買って、CROOZに呼びました。

今は、小売戦略部 兼 第五MD部 部長。

FastGrowのインタビューで本人が答えている通り、「現在『SHOPLIST.com』が展開しているすべてのセールの仕組みは私がつくった」という超重要な存在です。

そんなMDの北島くんにとって、CROOZ SHOPLISTは4社目の会社。

それまでの3社では、いずれも広告の営業職を担当していました。

人材系の特に求人広告の営業といえば、めちゃくちゃ泥臭い仕事です。

ひたすら営業リストを作って、よく調査(必要な知識があれば意地でも、ゼロからでも身につける)し、新規アプローチの電話、メール、飛び込み。アポをとって、ヒアリング。親身になって提案。

こういったことを、水をかけられようが、門前払いされようがひたすら繰り返すのです。愚直に。粛々と。クライアントのビジネスの成功のために。

そんな環境で成果を出し続けられる人が持っている「やりぬく力」——クライアントとの関係性的に「寄り添い抜く力」と言っても良いかもしれません——は並のレベルではありません。

この資質は、CROOZでMDをやる上でも必要不可欠。

ECと求人で分野は違えど、本質的にやることは同じだからです。徹底的にクライアントに寄り添い、愚直に行動し、売上に貢献する。

ケース2:情熱と執着心の大西

続いて、大西くん。

彼は、僕の前職アイ・パッション(採用コンサル)時代の新卒でした。当時まだ大阪の営業所を立ち上げたばかりで、彼がその新卒第一号でした。

大西くんはもうね、面接で初めて会った時から圧がすごかった。「俺がこの世から学生と企業のミスマッチを殲滅してやる」とでも言いたげな鬼気迫る目つきだったのを覚えていますw

内定後も入社前から僕と営業をともにし、入社直後には大阪を一人で切り盛りするまでなっていました。恐るべし…。

現在は、 ブランドサポート部の部長。クルーズに出店しているブランドの課題や疑問を一挙に解決する「ブランドサポートセンター」 ——組織の成果最大化を担当するところ—— のトップに君臨しています。

彼は特にそうでしたが、一般に人材系の営業職の方には情熱的なタイプが多いと感じています。「何か人の役に立ちたい」「俺が、私が〇〇な人を幸せにするんだ」みたいな使命感に燃える人たちが多い。

人材系の営業職で折れずに成果を出し続けてきた方のクライアントへの情熱を、僕らは信頼しています。

社長特命執行部とは

続いての2人の話に入る前に、僕自身もメンバーである社長特命執行部(以下「社特」)について軽くご説明。

一言で言えば、代表直下の組織として、メンバーそれぞれが固有のミッションを携えグループ経営の中核を担う“特殊部隊”です。

CROOZはグループ企業をたくさん抱えていますが、それらの経営層をリードする存在として配置されています。

そんな特命には、「会社にとって極めて重要」でありながら、まだ「誰もやったことがない」ため「誰からも教えてもらえない」ような仕事が集まってきます。はっきり言ってむちゃぶり。

しかし、それでもやり切ってしまう精鋭たち(自分で言うのはアレですが)が集っているのです。

ケース3:自費で韓国までついてくる齋藤の粘り強さ

齋藤くんは、CROOZ切ってのイケメン。

ということは置いといて、大学時代は遺伝子を研究していた彼は、2014年、なぜか新卒で採用コンサルティング会社に入社し、営業の担当をしていました。

僕と彼との出会いは、彼のクルーズへの営業。

初めて会う以前から、メールでのやりとりがあったのですが、こちらが頼んでもいないのに定期的にCROOZの人事が必要としているであろう情報を的確に送ってくれたので、センスのいい営業マンだなと思い会ってみることにしたのです。

これが大当たり。彼は、一度会ったらおしまいです。齋藤という男が人の望みを取りこぼすことはありません。

なぜかずっと有益情報をくれて、定期的に連絡をくれて、仕事でもないのに人を紹介してくれて、さらには自分の利益につながらないのに韓国で行われた採用イベントにまでついてくる(さすがにビビった)。

こんな具合で、とにかくねちっこいんですよね。時たま「もういいよ」「重い」と思うくらい献身的です。これもまた人材系の営業職には多い傾向。

2017年、僕は彼をクルーズに誘い、迎い入れました。最初は新卒採用を担当してもらっていましたが、今は当社のメイン事業のSHOPLISTの経営管理を担っています。

彼は社内の誰よりSHOPLISTの数字に詳しい。財務経理の領域まで足を踏み入れて数字を管理しています。当然、経理の仕事は未経験からのスタートでした。だって、遺伝子の研究と営業の経験しかないわけですから。

実はある時、社内の経理が決算前に突然やめてしまう事態があって、そのとき急遽「君に年次決算をやってもらうしかない」とむちゃぶりをされたのです。

彼は、未経験からわずか3ヶ月で300億円企業の年次決算をやり切りました。

ケース4:入社前に会社説明会を引き受ける松岡の野心

最後に、松岡です。

彼は、新卒で人材系のメガベンチャーであるネオキャリアに入社し、1年後には西日本の採用のメイン担当として大活躍していました。

ネオキャリアといえば、Twitterでもちょくちょく発信していますが、屈強な営業のスペシャリストたちがひしめくことで有名な会社です(自己成長するには最高の環境だと思います!)。そこでうなぎ登りに次々と成果を上げていった彼の野心は尋常ではありません。

僕的にはうなぎというか、もはやピラニアのように仕事に貪欲な彼は「とにかく俺にやらせろ」という気持ちが非常に強い(いい意味です)。

そういう人にとってCROOZの環境はまさに、最高。

やれる仕事の幅が広く、手を挙げプレゼンし「重要プロジェクト」に任命されれば社長と同じ権限で事業を進めることだってできるからです。

ちょっぱやで事業責任者や大きな裁量権を手に入れたい人には、うちのような破天荒な権限移譲システムを持つ会社はもってこいかもしれません。

松岡がクルーズに来てからの活躍っぷりは驚異的です。

2020年9月中頃、初めて僕と会ってすぐCROOZへの入社が決まり、なんと正式に入社する2日前(※誤字ではありません)には学生100名の前でCROOZの人事として会社説明のため堂々登壇。

さらに、入社からわずか1ヶ月でCROOZ SHOPLIST株式会社の新卒採用責任者となり、6ヶ月経つと中途採用責任者を兼任。同時にクルーズ本社の社長特命執行部も兼任しています。

※松岡のTwitterはこちら

まとめると

4人の話を取り上げてきましたが、人材系の営業職出身者がCROOZで活躍していることが伝わりましたでしょうか?

彼らの活躍は当然、彼らに特有の資質や努力によって成し遂げられたものです。ただ、共通して見られる傾向もあり、それは同じ職種を志向し、経験してきたことから来ているのではないか。

そう考え、整理してみました。

ここまでの話をまとめると、

人材系の営業職出身者は、仕事に貪欲で、利他的な情熱に溢れ、粘り強くクライアントに寄り添い抜く力が備わっている。

これらは僕らクルーズが営業職にとどまらない範囲、特に事業づくりで求める素質である。

ということになります。


今回も最後までお読みいただきありがとうございました。
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