もうこれで大丈夫

久しぶりに長くて鮮明な夢を見た。
今日見た夢は、

友人が暫く会えなくなるかもしれない。
何年かかるかわからないけれど旅に出るらしい。
暫く会えなくなるので、手続きや準備の為友人の両親が来ていた。
優しそうな二人で、お父さんは品の良いスーツ、お母さんは黒いワンピースを着ていた。
せっかくお会いできたので、「私はこの人に助けられました。育ててくださりありがとうございます。」とお礼を言った。
二人共「そんな、大げさな」と笑いながら少し泣いていた。

小さな棺に友人の幼い頃の骨の一部が入っている。
これを火葬する事で過去の罪が精算されるらしい。
花や本など思い出の物をどんどん入れていく。
両親と私は「もう大丈夫だよ」と友人に声をかける。

私が手先が不器用過ぎて切り絵の一部を切って入れようとするが上手くいかない。
友人のお母さんが優しく手伝ってくれた。

そうこうしているうちに、火葬がバレてはいけない人達に見つかってしまった。
本来なら過去の清算なんか出来ないのにズルをしていると咎められた。
友人はいつの間にか病院の中で作務衣のような病院服を着せられ点滴に繋がれ、MRIの順番待ちをしていた。

友人は全ての検査が終わった後、疲弊し、待合い室のソファーで眠ってしまった。

その間に友人の両親がこっそりと火葬を進めてくれていた。
もうこれで大丈夫。過去の罪は消えました。

友人は起きて伸びをして、「あんたには私の辛さがわかんないでしょ」とうなだれていた。
「わかるわけないやん。」

って言う夢。

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