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ヘチマくんのこと

2019年1月20日のメモより

お客さんにも全く動じない、五福家の営業部長ヘチマくん。

一月の寒い日の明け方に、彼方の世界へ行ってしまいました。

雨でずぶ濡れの小さな子猫は、あっという間に6キロ超えの大きな猫になりました。
深くて綺麗なカッパーアイ、フワフワのカシミヤみたいな毛並み。
おっとりしていて、めったに鳴かない、マイペースな性格。人見知りしない可愛い子。いつも側にいてくれる、優しい子でした。

子供の時からの持病があり、だんだんと辛くなって。数年前に、お薬の副作用なのか、全くご飯を食べなくなったりして、辛い思いもさせました。

病気でも何でも、いつまでも側にいて欲しかった。
だから、もっとしてあげれる事があるんじゃないかとか。
でもそれは人間の勝手な考えで本人は望んでなかったかもとか、後悔する事も沢山あります。

動物たちに囲まれて暮らしていると、毎日いろんな事があります。
皆んな野良だったので、病気を抱えてる子もいて大変です。それでも、毎日ワイワイニャーニャー言って、楽しく暮らせていけたらと思っています。

でもね、何度経験してもこればかりは、毎度毎度辛いな。何でこんなに早くいっちゃったの。もっと側で一緒に歳をとりたかったと思うのは人間の我儘ですか。


ヘチマくん、ありがとう。
また、会いたいよ。


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