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【PJCS2021ベスト4】黒馬マホイップ

初めに

お久しぶりです。モロです。
JCS2021に出場した皆さん、お疲れ様でした。
今回はJCS2021に出場し、Day1を9位通過、Day2でベスト4という成績を収めることができました。
当日にリプライやいいね等で応援くださった方々、本当にありがとうございました。最高の2日間でした。

私はポケカを始めてからCL2019東京、新潟、千葉、京都、JCS2019に出場しましたが、全てで完走や勝ち越しすることができなかったです。2年振りに大型大会に参加することが決まったときは嬉しかったのですが、WCSに行けるレベルの実力はないので目標が分からなかったです。そこでJCS2021の目標は負け越さない→5勝→予選完走→Day2にいく→Day2では1つずつ勝つ→入賞盾を取るとJCS期間中に少しずつ目標を上げていったところ、過去の私ではありえないレベルで勝ってしまい、ポケカを始めたころからの目標である入賞盾まで取ることができました。

この記事では環境考察、デッキ選択の経緯等を簡単にまとめていきたいと思います。有料記事を書いたことないのでお金を貰って良い記事のレベルが分からないのと、普段から感覚でプレイしており、立ち回り等の解説をご期待に添えることができない可能性もありますので、今回は返金ありで記事を提供します。返金がない方が嬉しいですが、「こいつの考え浅いな」とか「期待していた内容ではない」という方は返金していただいて結構です。今回のnoteの売上はJCS期間中に借りていた《こくばバドレックスV》と《マホイップV》のレアリティをSRにすることに活用します。

JCS2021環境考察

環境考察のために名古屋を中心に活動している「よつぎ一門」さん主催の自主大会「一門杯」に参加してきました。
翌日にデッキ分布が「よつぎ一門」さんのYouTubeチャンネルで公開されていたため、それを元に環境考察を行いました。

「よつぎ一門」さんのTwitterはこちらから、YouTubeはこちらから是非フォローやチャンネル登録をしてください!!
第10回一門杯も9月4日に開催するということなのでご参加を検討してみてください!!

第9回一門杯時点での環境考察

第9回一門杯 全体デッキ分布

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第9回一門杯 ベスト16

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・第9回一門杯のデッキ分布から分かること

①全体使用率は【連撃ウーラオス】、【黒馬バドレックス】、【白馬バドレックス】、【連撃テンタクル】、【リーフィア】、【レックウザ】で60%を占めている。
②ベスト16使用率は【連撃ウーラオス】、【黒馬バドレックス】が全体の50%を占めている。
③全体使用率の割に【ルカメタザシアン】のベスト16進出率が高い。

以上のことを踏まえ、第9回一門杯時点の環境を整理すると、
連撃ウーラオス、黒馬バドレックス、ルカメタザシアンが勝ちやすく、それ以外のデッキは勝ちにくい環境でした。実際にベスト8以上には【黒馬バドレックス】が3人、【連撃ウーラオス】が2人、【ルカメタザシアン】が2人、【ニンフィアバレット】が1人という結果になってます。特に【黒馬バドレックス】は優勝、準優勝【連撃ウーラオス】はベスト4を独占と現環境はこの2つのデッキが中心になっていると改めて分かりました。

【連撃ウーラオス】は最新弾で《チャーレムV》という強化があったためシェアを伸ばし【ムゲンダイナ】などの悪タイプ軸のデッキが減少したため【連撃ウーラオス】に対して強い【黒馬バドレックス】を止められるデッキが少なくなり優勝、準優勝を独占する結果になったと予想しました。【ルカメタザシアン】に関しては炎タイプ軸のデッキが減少、闘、悪、超タイプの弱点の輪から外れていることが原因だと考えています。

JCS2021の環境予想

第9回一門杯の結果を踏まえ、JCS2021の全体使用率をざっくりと予想しました。

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・予想理由
①【連撃ウーラオス】、【黒馬バドレックス】は高い安定感とデッキパワーを有しているため使用率を下げることはない。ほぼ同数と予想したが【黒馬バドレックス】に対しても勝ち筋があり、他の環境デッキに対して5分以上は戦えるため多くなるとしたら【連撃ウーラオス】と予想。
 ちなみに一門杯の予選では《チャーレムV》と《キバナ》を用いて相手の盤面を崩壊させる【連撃ウーラオス】を目の当たりにしたためJCSでも上位卓ほどこの2枚の採用率は高いと予想した。

②【ムゲンダイナ】、【一撃系統】はデッキパワーは高いが、【連撃ウーラオス】が圧力をかけているため使用率を下げる。特に上位卓に行くほど【連撃ウーラオス】を選択してきたプレイヤーの練度は上がるため最終的には勝ちきれないデッキになる。

③【悪パーフェクション】は闘、悪、超タイプのデッキに対して強く構成されており強力であるが、《頂への雪道》が強く使える【白馬バドレックス】がJCS前のシティリーグで結果を残していたこと、他のデッキにも《頂への雪道》が入るようになったことが向かい風であり、【連撃ウーラオス】、【黒馬バドレックス】ほどの使用率にはならない。安定感もあるわけではないため母数の割に上位に上がってくるプレイヤーは少ないと予想。

④【レックウザ】は構築が定まっていないため使用率を大きく伸ばすことはない。モココ型は【連撃ウーラオス】に不利であるため多くはいない。炎型はシティリーグで上位入賞しているためモココ型よりは多くなると予想。世に出ていない型が出る可能性はあるがシェア自体は高くならない。

⑤【白馬バドレックス】は《スイクンV》と組み合わせた形がシティリーグで上位に入賞しており、《頂への雪道》を強く使えるデッキタイプであるため一定数はいる。また、闘、悪、超の輪から外れており、【悪パーフェクション】に対して強いが、【黒馬バドレックス】に対して有利を取れないことが懸念点である。(参考にした記事はこちら

⑥【ルカメタザシアン】は闘、悪、超の輪から外れており環境的には使いやすいが、大局観やプレイングを求められるため全体の使用者が大きく増えることはない。また、【ルカメタザシアン】に対して正しいプレイをできるプレイヤーはそこまで多くないことも追い風になる可能性はある。(参考にした記事はこちら

上記の事柄から簡単に勝つであろうデッキを予想すると・・・
【ムゲンダイナ】、【一撃系統】は【連撃ウーラオス】に不利を取り、【悪パーフェクション】はCL愛知環境以降は広く周知されておりメタの対象になっていることや安定感に懸念点でありDay2まで勝ち上がる悪タイプ軸のデッキは多くはないと予想。最終的には序盤に悪タイプ軸のデッキにマッチングしなかった【黒馬バドレックス】が段々と勝率を上げてくると考えた。

黒馬バドレックスを使った理由

上記の環境考察は概ね正しいとJCS前まで思っていましたし、実際に皆さんも同じような考察だったのではないかと思います。
ここで問題になってくるのは「で、結局何を使うの?」ってことです。第9回一門杯では【ルカメタザシアン】を使っており、JCSの候補にもありましたが、上位プレイヤーが使う【連撃ウーラオス】には勝てないと悟ったため他の選択肢を用意する必要がありました。
三竦みに対してそれぞれ弱点をつける【悪パーフェクション】、悪タイプ軸のデッキには弱いがトップシェアの【連撃ウーラオス】に対して強く立ち回れる【黒馬バドレックス】、《ブラッキーVMAX》が強く使えて【連撃ウーラオス】にも抗うことができる【炎パーフェクション】のどれかを使うだろうと前日はずっと考えていました。上記にもありますが、Day1の3~4戦までで悪タイプ軸のデッキにマッチングしなければ、Day2には行けるだろうと判断したため環境考察と当日のマッチ運、何よりも使い慣れており負けたとしても後悔はしない選択であることを理由に【黒馬バドレックス】を選択しました。
【悪パーフェクション】はプレイが自分に合わないこと、デッキの安定感を疑問視しており、【炎パーフェクション】は《溶接工》、《オーロラエネルギー》を欲しい時に引くことは難しいと感じていました。どちらのデッキも予選9回戦で7勝2敗くらいが限度だと考えていました。(ちなみに1回戦で《スイクンV》に当たっていたため使わなくて良かったと心から思った…)
また、一緒に練習していた人たちに前日「黒馬を上手く使える人間だから使ってほしい」、「黒馬使った方がいいと思う」と後押しもあり使うことに決めました。(後押ししていた人はみんな【悪パーフェクション】を使っていました。なんやねんこいつら…)

①ポケモンにアクセスする手段が豊富
《クイックボール》、《霧の水晶》とたねポケモンにアクセスする手段が多く、序盤の盤面形成がしやすいため、初ターンに《こくばバドレックスV》を2枚展開する程度の再現性はあり、どうしようもない事故負けはしにくいと判断しました。(どうしようもない事故を連続でやった配信卓があったため「ホンマか?」と言われると今考えると間違いかもしれないです…)

②【連撃ウーラオス】に弱点で有利を取れている
環境考察時点で今回のJCSでは【連撃ウーラオス】と【黒馬バドレックス】に対してそれぞれ5分以上取れていないデッキは持っていく価値がないという結論になりました。現環境の【黒馬バドレックス】は《ミュウツー&ミュウGX》に代わって《マホイップVMAX》を採用する傾向にあるため【連撃ウーラオス】は以前よりは【黒馬バドレックス】に対して勝ちやすくなっていますが、《頂への雪道》を採用したことにより《ジラーチGX》を無効化できるため十分に勝てると判断しました。

③先攻、後攻どちらを取っても良い
厳密にいえばどちらを取っても良いわけではないです。先攻を取りたいですが、後攻を取らされた場合にも戦えることが強みだと思います。《ゲンガー&ミミッキュGX》の「ホラーハウスGX」を使うことで先攻と後攻が入れ替わり、ゲームを優位に進めやすいです。もちろん先攻側が使えば先攻の動きを更に強くできます。

事故が少ないことやデッキパワーを重視した結果、【黒馬バドレックス】を選択することになりました。

大会概要


日時:2021年7月17日、18日
開催地:愛知県国際展示場(Aichi Sky Expo)
レギュレーション:スタンダード(SM9〜S7R)

対戦結果

Day1 9位通過
スイクンチルタリス      〇
三神ガラルファイヤー     〇
連撃ウーラオス        〇
連撃ウーラオス        〇 (サトヤマハルキ選手)
黒馬マホイップ(1回目)   〇 (今大会ベスト32)
連撃ウーラオス        〇 (CL横浜ベスト16、今大会ベスト64)
白馬スイクン         〇 (今大会ベスト16)
連撃ウーラオス(1回目)   ×  (今大会予選1位&ベスト8)
黒馬マホイップ        〇

Day2 ベスト4
悪ニンフバレット       〇〇-
黒馬マホイップ(再戦)    ×〇〇
不戦勝            〇〇-
連撃ウーラオス(再戦)    〇〇-
炎パーフェクション(配信卓) ×〇×

見事に悪タイプ軸のデッキを避けられたお陰でここまで勝つことができました。相性もありましたが予選で対戦したプレイヤーは強く、その中でしっかり勝てたことには自信を持てました。
余談ですが、Day2の2回戦、4回戦は東海勢、不戦勝の3回戦も東海勢と対戦する予定でした。関東にいたころから東海勢は強いと聞いてましたが改めてレベルの高さが分かりました…
配信卓はミスが酷いですが、興味があれば見てください。

デッキリスト

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デッキコード:FFVddf-ezDNAK-VVVVk5

冒頭に掲載しているものと同じですが、見えなかったりするかと思いますので公式のリストを再度掲載します。一応デッキコードも載せてましたので自分好みに変えてみてください。

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