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【書籍紹介】連城三紀彦はいいぞ

連城三紀彦はいいぞ

めくるめくめぐるの世界にようこそ
書店員VTuberの諸星めぐるです

今日の「読む配信」は連城三紀彦
1月11日が誕生日の作家です。
主に推理小説と恋愛小説のレジェンドとして有名で、
多くの作品がメディア化されていたりします。


プロフィール


生没年 1948年1月11日 - 2013年10月19日
出身地 愛知県名古屋市

代表作 恋文(直木賞受賞作)
    恋愛小説、ある夫婦と病に侵された女性の三角関係の話
ほかにも多くの作品賞を受賞しています。

作風


簡単に言うと
圧倒的ロマンチック!!!!
ほんのりほろ苦いエンド
短編作品の面白さ!

です。
そもそも「ミステリの結末が分かってしまい退屈」という父親のために推理小説を書き始めた連城先生
どんでん返しと二転三転する話の流れが面白く、
飽きさせないための技巧や文体の美しさは
本当に読んでいてうっとりします。

こんな作家がすきなひとにおすすめ


作風の通り、エンタメとインパクトとファストさの塩梅が最高な連城三紀彦ワールドなので
伊坂幸太郎先生
京極夏彦先生
高村薫先生
東野圭吾先生
中村文則先生
が好きな人には、本当におすすめです


好きなおすすめ作品

ここからは、諸星のおすすめ作品を紹介。
たくさん作品があって困るという人、参考にしてね


恋文・私の叔父さん (新潮文庫)


ISBN 978-4101405209

恋愛小説は読まないけど、連城三紀彦だけは別。。。(私の叔父さん・紅き唇が特に好き)
「紅き唇」は儚くて特に好き!



私という名の変奏曲 (文春文庫)


ISBN 978-4167900755

とあるトップモデル殺害の容疑者7人が7人とも「彼女を殺した」と思い込んでいるという、トンデモミステリ。
ノスタルジック・藪の中
トップモデルの被害者が、どう生きどう感じ、何を思ったのかも楽しい



夜よ鼠たちのために (宝島社文庫)


ISBN 978-4800231734

一番最初に手にした連城三紀彦作品。
京都駅の本屋さんで見つけて、表紙のインパクトと一行目に一目ぼれして買った。
いい買い物だった。
「二つの顔」「過去からの声」が特に好き。
タイトルが本当にうまい。
記憶なくしてもう一回読みたい。騙されたい。



戻り川心中 (光文社文庫)


ISBN 978-4334740009
表題作は、とある大正時代の有名歌人の心中事件から始まる話。
泣ける。
架空の歌人の詠んだ歌がまたすごい。
「白蓮の寺」は幼いころの母親が「誰かを殺していた」記憶の真実に迫る話。
まあ泣ける。搾り取られる。

恋文のおんなたち (文春文庫)


ISBN 978-4167420024

エッセイ集。
「恋文」の裏話や、連城三紀彦作品のちょっとドライで大人な女性たちの美しさのルーツが知れる。

流れ星と遊んだころ<新装版>


ISBN 978-4575524789

芸能界の光と闇みたいな話と思ってたら三角関係にどんでん返し、連城三紀彦ワールド全開の長編。
どんでん返しありすぎてくたくたになった後に読む最終章が本当に綺麗。

今日はここまで!
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