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シンガポール物語 Vol.8

みなさんお久しぶりです。
大変長らくお待たせしました。

バタバタしているうちに 季節は夏からすっかり秋になってしまいました。

さて 今回は シンガポール物語 第8話 ご覧ください。

ラストスパート

2023年も始まり 5日あまり。
仕上がりも 先がだいぶ見えてきた。


小物類の箔押しも済み 残すは 大物の金箔へとなってきた。

大本命の仏像の金箔押しへと 入る時は 慣れているとはいえ 心のどこかで 少し緊張していた。

そして みんなで気合を入れて 一斉に取り掛かったのであった。

金箔を押し始め 改めて感じたが... やはりでかい!
押しても 押しても 全然進まないではないか。

結局 この仏像との対決は トラブル発生で1日がかりとなったのであった。

金箔押しの難点

金箔押しと言うものは 金箔をただ貼るだけではなく まず 金箔を貼り付けるための 接着剤 のような物を 貼り付ける品物に塗ったり 吹きつけたりするのである。

そして その 接着剤 にも 時間と言うものがあり ある一定の時間を過ぎると 金箔が 付かなくなるのだ。

この仏像も 接着剤のタイムリミットを過ぎてしまい 金箔が貼り付かなくなり 1日がかりの作業となってしまったのだ。

「では 少しずつ 分けて 接着剤を塗り 金箔を貼れば?」

そう言う意見が出るだろ。
できるなら 私たちもそうしたいが それがなかなか上手くいかないのである。

「なぜ?」

それは 金箔の艶を合わせるのが 難しいからである。

接着剤の塗る量 濃さ 塗ってからの時間などで 金箔の艶が全然変わってくるのだ。
どう言う事かというと 接着剤の量が少ないと光り 接着剤の量が多いと艶消しのような仕上がりになる。

そして 塗り分けた部分で 金箔の艶が 初めの部分は光り 後半は 少し艶消しっぽくなったり... となってしまうと ツートンカラーの様になり 仕上がりが悪くなってしまうのだ。

今回の対処法として 極力目立たないような 彫の山や谷の部分で ぼかしながら ごまかしながら対応したのであった。

そして 金箔の補修 手直しなどに時間をとられ 1日がかりの 作業となってしまい 今回 唯一の反省点となった。

マリーナベイ・サンズ

この日の作業を終え いつものように 晩御飯への夜旅へと出発。
今日は やや手こずりながらではあったが 本命の仏像の金箔押しが終わったという事で 少し観光がてら マリーナベイサンズ へとやってきた。

そう TV等でよく目にする この船が載ったような ビル。
屋上には 宿泊客しか入れないプールがあったりと シンガポールと言えば の観光地の1つである。

中は ホテルになっていたり 高級ブランドなど商業施設 カジノが入っていたりと 高級感あふれる施設であった。

そして 屋上からの景色は 見飽きないほどの 絶景であった。

夕方の景色
夜景

屋上へ行くのに3000円ほどかかったが せっかくなのでと...

行って間違いなし!
払って間違いなし!


そして 気づけば 1時間近くも 屋上から景色を見ており 疲れも吹っ飛んでいた。

ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ

今晩は マリーナベイサンズの地下にある フードコートで 晩御飯を済ませ 最寄りの駅へと向かった。

その途中にも シンガポールの観光名所の1つでもある ガーデンズバイザベイ があり 少し立ち寄ることに。

マリーナベイサンズ屋上から

時間も遅かった上に 終電の時間もあったため 無料エリアのみを 素通り程度ではあったが 散策した。

緑あふれる中に ライトアップされてある きのこ型の大きなオブジェ。

とても美しかったが...
広大な敷地のため 本当に わずかな部分しか見ることができなかったのが 悔やまれる...

次回 行く際は もう少しゆっくり見てみたい。

きっと 入り口ではない方向から入り 散策してきたのだろう。

正門のような 名称の看板を横目に 外に出て 駅へと向かい 無事 ガラガラの電車に乗り ホテルへと帰り着いたのであった。


長かった シンガポール生活も残り数日。
どのように仕上がったのか どのような終わりを迎えるのか...
また 次回 お楽しみに。

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