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南浦和教室との別れ、そして新しい挑戦



0.るーさんとの思い出


僕は本当に誤解されやすいのですが、圧倒的に単純な思考回路をしてまして、友人でも先輩でも恋人でも「ワクワクさせてくれる人」がタイプです。

それ以上も、それ以下もありません。

だから過去、絵描きの女の子とお付き合いしていた時に「以前はワクワクさせてくれたのに、最近サボりまくってるから」という理由で、バッサリお別れした事も多々あります。

夢や目標を追いかけて、実行に余念がなくて、失敗しても秒速で改善し続けてる、そんな人に心からワクワクしていました。

やる事はなんだっていいんです。
それに対してその人が本気であれば。

だから大抵僕から惚れて、僕がアプローチしてお付き合いして、サボったと判断して僕から別れるというサイコパスに全振りした日々を過ごしていました。

本当にテレビのチャンネルを変える感覚で「あ、この番組面白そう」「あ、つまんなくなった、チャンネル変えよう」みたいなテンションなので、かなり誤解もされました。

「諸江でしょ?あいつチャラいよねー」とか。

まあ僕と深いお付き合いをした事がある人は全員知っているのですが、僕は2人きりになっても「小3」で、「次は何するの?!」「その結果どうなったの??!」「なるほどー!!じゃあ今度はどういうアプローチしよっか!」みたいな感じで、チャラさのカケラもありません。

ただ高校、大学と迫害ともいえる差別に遭い続けたのも事実です。

#それでもモテてたからいーけど

そんな時期に、大学のサークルでるーさんとは出会いました。

後日談ですが、るーさんは僕をみて一目惚れに近い感覚を味わっていたそうですが、理性で押し殺していたそうです。
「わたし、鼻がいーから!」と言ってました。
犬なのでしょう。

僕はまだ少しボーッとしていて「明るい子だなあ」くらいしか思っていませんでした。

とある日、僕の家でサークル飲み会を開くことになり、他愛もない話をしながら盛り上がったのですが、るーさんは深夜バイトで来ていません。

会は深夜まで続き、みんなが寝静まった午前5時ごろ、るーさんからLINE(当時はまだメールだったかも)が届きました。

細かいやりとりは覚えていないのですが、僕から「今から来たらいーんじゃない?」と言ったことは覚えています。

そしたら本当に、ほぼ始発の電車で40分ほどかけて来てくれて、2人でゲームをしました。

ゲームの時間は30分ほどですが(るーさん寝落ち)、そこから明らかに意識し始めたのは覚えています。

「こいつ、体力あるな!根性あるな!夢とかあったら、絶対叶えそうだな!」と。

#サイコ

るーさんも、その日から明らかに僕が優しくなったのを覚えているそうです。

その時はまだ今の夢ではなく、るーさん自身もフワフワしていたのですが、それからお付き合いすることになって何年目かに、目の色を変えて「わたし、自分の音楽教室やりたい!」と僕に話して来ました。

「あー、いよいよ夢が始まるんだなー!楽しみだなあ」と心の底で思った事を、明確に覚えています。


1.音楽教室の立ち上げ

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