わたしの生き方③
前回の続きです。
https://note.com/morley_628/n/n02d568cfe7e1
なぜ私は、怪我の直後に痛みを感じなかったのか。
それは、βエンドルフィンの作用である。
βエンドルフィンとは、脳内で分泌されるホルモンの1つ。怪我をした直後に分泌され、痛みを少し和らげる作用がある。そのために私は膝の曲げ伸ばしができた。本当ならば動かさないほうがよかったのだ。(保健室の先生もそのぐらいの知識はあったと思う。ただ状況からして大怪我になることはないと思ったのだと思う。)
このβエンドルフィンは、多幸感や幸福感、陶酔感も持たもたらすらしい。「幸せホルモン」と呼ばれるものの1つだ。おいしいものを食べた時などに分泌が促進されるのがβエンドルフィンの“正しい”分泌のされ方なのだろう。
痛みを感じたときに分泌が促進されるのは、救済措置的なものなのだと思う。
ホルモンの分泌に、正しいも間違っているもないと思うが、私は、このホルモンを積極的に“間違った”分泌をされるように生きてきたのだ。
話はここでガラッと変わる。不穏な方向に傾いてしまう。
βエンドルフィンは別名「脳内麻薬」。
βエンドルフィンの分解産物エンケファリンは、モルヒネと構造が似ているらしい。このエンケファリンが、痛みを快楽に変えてしまい、依存性も高いのだ。
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