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初視察の時2020年に見ていた未来

小水力発電所 in河内長野市設立にむけて

このプロジェクトは100年先からみた視点を大切にしています。
このプロジェクトの完成時には、今回のメンバーは誰も生きていません。
それでも、地域の持続可能に共感し、行動する同志をつのる、まずは第一歩の視察企画となります。

 私たちの住む大阪府河内長野市は、2030年には高齢者比率の高い自治体(消滅地方都市)になることが予測されています。ニュータウン誘致により急激に増えた人口は、同世代が同時に高齢者になることを示唆しています。ニュータウン誘致前の人口サイズに戻ることを前提にしながらもなお、その先を持続可能とする新たな価値や資源の創出の準備をしていく2020年からの10年になります。人口の上下に一喜一憂することなく、地域の資源を最大限に活かしながら、住んでいる人が「このまちに住めて幸せだ」と感じる幸福価値を追求していきます。

 そのためには、地域の資源を最大限に生かす視点を大切にします。元々備わっている地理的状況、資源を生かすことは無理のない開発の基本とします。まず、大きな災害時にもインフラとして途絶えることがない電力確保を目指します。この電力は、地域の大きな資源である森林とその恩恵である水力を活かした小水力発電所の設立を2025年を仮目標とし、最初の5年の第一歩とします。

 電力会社設立は、企業、行政、市民コミュニティ形成を行うプロセスの中で、その設立資金と運営の仕組みをつくりあげていきます。2030年の次ステージには、この電力を生かし、鎮守の森コミュニティ・クリニック(仮称)の設立を目指します。自分たちが目指す高齢者時代を自らで作成し、次世代へつないでいきます。地域の持続可能に共感し、行動する同志をつのる、まずは第一歩の視察企画となります。

賛同人:永島全教/観心寺住職
コーディネート:倉橋陽子
鎮守の森コミュニティ研究所特別研究員
河内長野市立林業総合センター木根館/おおさか森林活用推進協議会 /

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