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第21回 おじさんの下ネタの限界点

「男はスケベじゃなくなったら終わり!」

いつもの北千住のスナックでの一コマ。

たまたま知り合った60歳くらいの男性客が、私に意気揚々と言う。

私は「確かに男性にとって性欲は大事かもしれないが、なんというか…下品。品がない」と思ってしまいました。

その後も男性は「これが健康の秘訣なんだよ!」とかうんぬんかんぬんお話しされていました。

酔っ払っているから仕方がないとはいえ、受け入れがたい感情が湧きました。

それにしても、毎晩こんな酔っ払いの話を聞いてあげているママさん達はすごいなあと関心してしまいました。

いや、ひょっとしたら聞き流しているのかもしれませんが。

20代の頃はくだらない下ネタも面白かったのですが、最近はどうも受け入れられません。

つまり、おじさんの下ネタが気持ち悪く感じるようになったのかもしれません。

「こんなセクハラを受けた」というエピソードを女友達やメディアで聞いたことがありますが、今なら彼女たちが本当に苦しんでいたことがよくわかります。

そして、若いイケメンなら許されるという現実も理解できます。

しかし一方で、どぶろっくの下ネタは面白く感じてしまいます。

一般のおじさんの下ネタと何が違うのでしょうか?

ひょっとしたら、この歳になってまで下品な話しかできない彼らに不快感を覚えたのかもしれません。

また、どぶろっくの下ネタには品があり、計算されているというところも違うのかもしれません。

計算された品のある下ネタを言いたいです(違う)。

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