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#001-はじめに

TAKAHIRO MORIYAMA
"MADE IN HEPBURN/BOAT"

2021年12月13日、今年も間もなく終わる。
きっかけはどうであれ、継続するかは別として気が向いたら記事を書いていこうと思った。

もしこの記事を読んで知ってくれる人がいるとしたら初めまして、MADE IN HEPBURN というバンドでヴォーカルと作詞、作曲などを担当しています、森山と申します。
好奇心が湧いた方は調べて聴いてみてください、かっこいいですよ。

30代に突入して早いもので何年か経ち、次第に時間の経ち方に肉体や精神が矛盾を感じるようになってきて
思った事も思っていた事に、気付ける事が気付けた事になってきて、自分自身に抗う様な心境で
ライフワークとして日夜続けている音楽について気が付いた事とかを書いて忘れないでいようと思って書くことにしました。

特に先月の11月には恋人との別れを体験して
人生においても自分でも信じられない様な落込みで毎日毎日朝が来るのを心待ちにしてしまうくらいに精神的にダウンしていたのですが、この事件はとても自分のライフワークにとって大きな経験ともなり、心境を変える決定的なものともなりました。
この今待ち受けている普通を過ごし時間を消化させることが向き合える手段だと思い、止まった針が動かせる様、今は気持ちを委ねています。

はじめての記事が年末に差し向かう事もあり
2021年の統括的なことになりそうですが、
MADE IN HEPBURNは今年楽曲を2曲リリースしました。


gloriaとsilviaという曲です。

そのどちらも緊急事態宣言がしかれる日々の中で仕上げられた曲です。

gloriaの方はベースのgoe君が持ってきてくれたトラックにアパートに篭りながらメロディや歌詞を入れていきました。
2020年の年末頃にはもう出来ていて、はやくリリースしたいなと切に願った曲でした。
当時会社員で焦燥と喧騒のストレスの中で仕事をしていて、誰に会える訳でもなく何処かで何かに巻き込まれる事もない日常が続く中で、前記した恋人に対してだったり、報われたり救われたりしたいなあという気持ちが歌詞に強く出ている気がします。
デモのボーカルをアパートで録って、ベースのgoe君に送った時にめっちゃ良いリアクションを貰えたのが嬉しかった記憶があります。

Silviaの方はメロディも作詞も相当悪戦苦闘しました。仮メロディをBOATのスタジオで良い感じに録ってしまったばっかりに、メロディと言葉のはめ込みにずっと納得がいかずにレコーディングする前日くらいまで本当に歌詞にグッと来なかったです。
英詞を多用するのもアリだなとか、知り合いのミュージシャンに作詞の相談をしてみたりと、かなり追い込まれつつアクティブに書いた記憶があります。
結構そんな追い込まれた絶望感も含めて歌詞の世界観に反映されてて、

ただそんな苦しみや悲しみも分かり合える誰かが一人でも居ればそれはもうOKだよね

っていう歌です。
この曲もベースのゴエ君が持ってきたトラックで、共作感が強くあって思い入れが強いです。
どんな曲でも歌ってやるぞ!的な最強モードになれました。


そして、今年はBOATなどととしてムービーを作る事が多かったですね。
そこから得たフィードバックが自分自身の今年のこれまでにもすごく影響しています。
特に印象に残った現場は年始のSiipの楽曲のMV撮影をした時でした。
どんな立場でどんな心境で自分もアーティストでありながらSiipの世界を共にクリエイト出来るのかをよく自問自答してました。
メンバーのヤンタオさんや、カメラマンの藤瀬さん、そしてディレクションで手伝ってくれたカイ君、映像やアートワークについての談義や意気込みの擦り合わせ…どの視点にもアーティスト、クリエイターは存在するんだなあという気付きとリスペクトを得られた瞬間でした。

改めて思うとMADE IN HEPBURN として動く傍ら、BOATとしてクリエイトしていく作業もこのほかにあったりとアンテナが敏感になり続ける気付きの一年になった気がします。

それから時系列は前後する訳ですが、gloriaをリリースして、同時期にrecしていた新曲のマスタリングが上がって来ました。
新曲はメンバーのヤンタオさんがずっと温めていた楽曲で、それはそれは本当歌詞を書くのに苦労しました。

マスターが上がってきてようやくなんですが、
自分の中でもなんとなくこれはイイぞ!みたいな納得が出来た瞬間が訪れました。
きっとこの楽曲も後日リリースされると思うので詳しくはまたその時に記事を書きたくなったら書こうと思います。普遍的な愛について結果的に書いた楽曲です。

それから夏は第二のBOAT的スポット.wsp"HEPdonut"のオープンに向けて
DIYな作業が進められていきつつ、
メンバーのjeffの結婚式があったりしながら秋を迎えようやくライブが出来る!
みたいな世の中になっていきました。
この今年出演したライブについてまで書くと
とてつもない文章になりそうなので、
またライブについては後日振り返って書きたい時に書こうと思います。

つまるところ、歌詞を書いた時の心境はどこかに留めておかないとその歌の大切な部分まで忘れてしまいそうなのでこういう形で残しておくことにしました。


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