松本人志さんについて

記憶している限りで人生で一番最初に見たバラエティは【とんねるずのみなさんのおかげです】、もしくは【志村けんのだいじょうぶだぁ】のどちらか。

そして人生で初めて腹から笑ったバラエティは【ダウンタウンのごっつええ感じ】。

親が言うに頭おかしくなったんじゃないかってくらいテレビの前でケタケタ笑っていたらしい。

うちの両親、特に父親はアンチダウンタウンだったし、ジャイアンツ戦がある日は必ず居間では野球を見ていたので、お母さんと2人で小さいテレビが置いてある部屋にいってごっつを見ていた。

たまにトカゲのおっさんというシュールなコントが1時間まるまるやったりする日は親子感でなんとも言えない空気になったりもした。

子供の僕はゴレンジャイ、アホアホマン、Mr.ベーターなどわかりやすいけど、世界観あってオリジナリティのある今までに見たことないコントに爆笑しまくった。

そして僕が10歳頃になるとHEY!HEY!HEY!が始まりダウンタウンのアーティスト弄りがめちゃくちゃ面白くてかっこよくて憧れに変わっていった。

ガキ使は名古屋ではやっていなかったので僕の中のダウンタウンはごっつとHEY!HEY!HEY!。

発明大将軍やダウンタウンデラックスも嫌いじゃないけど、ダウンタウンはとにかくトークが面白いって思っていて、僕ら世代はみんなダウンタウン病にかかり、みんな松本人志の喋り方になっていった。

そして芸人を目指し、ボケになり、一言で決めるタイプの芸風をやって失敗して、初めて自分の笑いとは何かと考え出す。

ダウンタウン病、松本信者はみんな被害者、とも言える。

遺伝子レベルで僕らはダウンタウンを持っている。

好きとか嫌いとかそんなレベルじゃない。

神というか、教科書というか、血というか、もうわかんないけど、とにかく体の中に松本人志がいる。

松本人志が何をしようが関係ないというのが本音だし、松本人志は何かをするような人間だと思うし、平気で嘘をつくだろうし、女遊びもしていると思う。

ただ、ただ、どうでもいいからもう一度僕らの前に現れて死ぬまで僕らに笑いを見せつけて欲しいし、僕らを見続けてほしい。

僕は2019年にソニーのライブに来た松本人志さんに笑いで表彰されて、審査員特別賞というものをもらった。

でもね、僕あんなもんじゃないんですよ。

もっともっと面白いMORIYAMAがまだあるんですよ。

当時はピン芸人だったけど、今のMORIYAMAはM-1で決勝行くのを目標にして頑張っているから是非漫才を審査して欲しい。

松ちゃん以外の審査員には興味がない、、、と言うのは言い過ぎだけど、松ちゃんがいないM-1は価値が下がる、これは本音だと思う。

アンタッチャブルさんとトレンディエンジェルさんがチャンピオンとしてちょっと毛色が違うのはそのせいかなーとか思ったり思わなかったり、、、

文春が憎いよ。

そりゃあさ、被害者には申し訳ないかもしれないけど、正義の気持ちじゃなくて金儲けが目的ならマジで勘弁してしてよって思っちゃうよ。

そんな急に松ちゃん失ったらもう無理だよ。

我々はまだそんなに強くないよ。

今回の件のせいで松ちゃんを否定的にコメントするタレントも嫌いになっちゃったし、

仮に本当に松ちゃんが何もしていなくてももう松ちゃんで笑えない人は増えるだろうし。

本当嫌だ!嫌すぎる!

そして元気がない浜ちゃんを見るのも嫌すぎる!

最近テレビ見ていてね、浜ちゃんがしっかりしているから松ちゃんが自由に動けていると思っていたけど、逆かもしれない。

松ちゃんがしっかりしているから浜ちゃんがめちゃくちゃできていたんだなーって。

殴らない、蹴らない、物を壊さない、そんな浜ちゃんを見せられてこちとらどうしろと言うんだね。

松ちゃんがいないと浜ちゃんはただの老害になっちゃうよ。

わかんないけど、覚悟はしといた方がいい。

最後に一回、、、何年後になるかわからないけど、もう一回、NGKで時事ネタなし、自虐無し、これぞネタっていう、伝説の漫才をやってダウンタウンは終わりなんかなーって思う。

僕はお笑いで売れる為にお笑いを始めたんじゃなくてお笑い芸人を間近に感じたくてお笑いを始めた。

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