【Oilpastel#2】苦手な風景画に挑戦して感じたオイルパステルの特徴と楽しむコツ
私が衝撃を受けたアーティストで、クリストファー・ロングさんという方がいます。
エネルギッシュな風景画を描かかれている方で、ナイフにとった絵具をそのまま塗り付けたような大胆な筆遣いと、そこから生み出されるダイナミックな構図は、私の心を鷲掴みにしました。
クリスさんの作品はオイルパステルではありませんが、彼の作品を見ていると風景画を描きたくなります。
風景画を描いてみる
とはいえ私は風景画を描くことが大の苦手。
どうしようか尻込みしている私に、ある日娘から
「いい写真が撮れたから、これを描いて」と一枚の写真を手渡されました。
燃えるような真っ赤な夕焼けの写真でした。
※データが手元にないのが残念・・・。
クリスさんの作品も夕焼けの空がモチーフになっていることが少なくないため、これは風景画に挑戦するいい機会だということで、意を決して描くことにしました。
オイルパステルの使い方もままならないままでしたが、とにかくやらないことには始まりません。
そして、悪戦苦闘の末出来上がった風景画がこちら↓
初心者にしては空はまぁまぁいい感じ?
ただ、やはり荒目の水彩紙に描いているためか、ポツポツと色がのってないとこがありますね。
描いてみた結果
↑上手くいかないのを紙のせいにしましたが、“失敗したくない”と描くこと自体にビビっていました。
せっかく厚塗りができるのだから、もっと思い切りガッツリ塗ればよかったです。
一番苦戦・・・というか、どうすればいいのかわからなかったのは、建物などの比較的線がはっきりくっきりしているものの描き方です。
そもそも描写力がないのは一先ず置いといて、パステルはペンなどと違って先が丸い(面積が広い)ので、どうしても輪郭がぼやけてしまいます。
後々調べてみると、色鉛筆を使ったり、パステルの角を駆使する・又は加工することで表現がしやすくなるそうです。
※電線の部分は色鉛筆を使ってます
描いて気付いたオイルパステルの特徴(メリット)
相変わらず使い慣れない画材ではありますが、自分なりの発見もありました。
それは、とにかく色の発色が良く、とくに濃いめの色は、画面にインパクトと、メリハリ(明暗)をつけやすいという点です。
暗い色はとことん暗く、明るい色はとことん明るい!!
・・・自分でも何を言ってるかよくわかりませんが、
例えば水彩絵具の場合は、絵具と水の量で色の明暗(濃薄)をコントロールします。同じ色でも濃くも薄くも変幻自在です。
しかしオイルパステルはそういった変化は不可能。
混色もできません。(画面上で塗り重ねることはできます)
そのぶん、色単体の主張が強いので、わりと早い段階で自分のイメージを具現化できる気がします。
先にも挙げた『明暗がつけやすい』という点も、これに一役買っているのでは?と考えています。
ただ、これらはあくまでも私個人の感想にすぎません。
あまり鵜呑みにはしないでくださいね。
オイルパステルにトライするなら色数多めで
オイルパステルは混色ができない(難しい)ので、なるべく色数が多いものを購入した方が楽しめると思います。
↑私が購入したのは72色入りのものです。
正直、この木箱みたいなケースが可愛くてコレにしたのですが、
今は純粋に72色あってよかったと思っています。
グラデーションや、細かい色の変化を表現しやすいですね。
少ない色数で濃淡をつけるスキルも必要で、それができれば一番カッコ良さげですが、今はあまりそういうのは求めていないので、色数は多いに越したことはないなと思っています。
風景画は苦手意識がありましたが、挑戦してみてよかったです。
また描きます。
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