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【そして思い出し笑い〜こんな子、育てましたけど】 #13 2回目の懇談のあと、どうなったかというと…

5年生で、懇談のやり直しを経験して
どうなったか。

2回目の懇談の内容は
長女には話していません。

でも、その日から明らかに
学校での長女の様子が変わったそうです。

「これまでは、能面のように無表情だったんですが
クラスの誰かが面白いことを言うと
恥ずかしそうに下を向いて
クスッと笑ったりするんですよねー」と

担任の先生が
うれしそうに報告してくださいました。

不思議ですよね。
懇談の内容は何も話してないのに。

話してはいないけれど、

大人たちが、自分のことを
なにかしら、気にかけてくれている。

その空気感は伝わるんだな、
スゴイもんだな…と思ったことは、
覚えています。

さて、
その頃の長女の交友関係はというと。

まず、0歳の公園デビューの時から
仲良しのYちゃん。

↑ 彼女は、めっちゃ活発で
クラスの人気者なんだけど
それゆえ、友達のいないうちの子の
面倒を見る係?になっていた(汗)
ごめんやで〜

そして、転校生のSちゃん

↑ めっちゃめちゃ大人しくて
ぜんぜんしゃべらない子で
大人になってからは
就職してもバイトしても長続きせず…
ちょっと生き辛さを抱えてる感じの子。

そして、Mちゃん。

↑ クラスで目立ちたい!
っていう気持ちがあるんだけど、
なんていうか、
それが失敗しちゃう?タイプの子。

で、長女みたいな子を
引き連れて歩こうとするんだな。
おとなしそうで、
何か言えば「わかった」って言って
ついてきてくれそうな子と
つるんでいたいタイプ。

うちの子、Mちゃんに
振り回されてない?って
心配した時期もあったのですが

当の長女は、
はたち過ぎてからもずっと
「小学校時代の親友はMちゃん」だと言ってたから
波長のあう子だったんでしょう。

そして、このMちゃんのおかげで
周囲の大人がびっくりするような事態が起きたのが、
小学校最後の運動会。

6年生になると、希望者を募って
応援団を結成するんです。

目立ちたがりのMちゃん、
この応援団に入りたかった。

でも、ひとりで手を挙げるのはヤダ。

ってことで

うちの長女に
「一緒にやろうよ」と声をかけたらしく、
ふたりで立候補することに!!!

応援団は、毎年すごい人気で
この年も希望者が定員をオーバーしていました。

例年なら、話し合いやら投票やらで
人数が絞られるところです。

でも、もし投票などがあれば
おとなしくて目立たない長女が
落選することは確実。

いじめられっ子で
やや発達障害気味で
長い間「能面」で過ごしてきた生徒が

応援団に手を挙げた!

人前で大声を出したり、
踊ったりする応援団に
トライしようとしている!

先生としては
このチャンスを逃してはいけない、と
配慮してくださったんでしょう。

この年だけ、どういうわけか
立候補した全員が、
応援団に参加できることになりました。

まわりのお母さんたちは
「応援団、定員オーバーやったのに
今年は全員、入れることになったらしいよ。
なんでやろ?」と不思議がっていましたが

すみません、たぶん
うちの子が原因ですわ(^ ^;;

確認したわけではありませんが、
うちの長女に対する配慮が
きっとあったんだと思うんですよね。
ホント、ありがたい限りです。

かくして、うちの長女は
これまで、ものすごーく心配したり
気にかけたりしてくださった先生方全員の
「ええっ!  アカネさん、どうしたん!!!」
という視線を一身に受け、

小学校最後の運動会の
応援団に参加することになりました。

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