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【そして思い出し笑い〜こんな子、育てましたけど】 #14 本当は、目立ちたい子なんです

「あの大人しいアカネちゃんが…」
と言われながら
応援団に参加した長女。

定員オーバーしたせいで
法被の数が足りず、
チームカラーのTシャツを着ての
参加でした。

ひとつ前の記事で
いかにも友だちのせいで
応援団に参加させられた…
ふうに書いてしまいましたが

実は、長女は
歌ったり踊ったりが
大好きなんです。

芸能界への憧れも
人一倍持っている子でした。

地元の子どもだんじりに参加して
「一番前で曳きたい」とごねたり

神戸の異人館でのドレス体験も、
七五三で晴れ着を着た時も、
きょうだいの誰よりも
うれしそうにしていました。

0歳児の公園デビューから
一緒に遊んでいたYちゃんが
児童劇団に入っていて
テレビに出たりしていたのも
影響あったんだと思います。

クラスの中では
どう見ても「暗い子」で
いじめられっ子で

そんな彼女は
家に帰ってくると
ひたすらテレビ見て
アイドルに憧れて。

「応援団、立候補しよ!」って誘われて
渋々というよりは、
嬉々としてのっかったんじゃないか、と
私は想像しています。

なので、
一番端っこではあるけれど
みんなの前に出て、踊れて
小学校生活の最後の最後で
ちょこっとでも目立つことができて

本人はきっと大満足だったことでしょう。

この学年の子たちは
なかなかの大物揃いで、
組み体操の終わりに
それぞれの担任の先生の名前を呼んで
運動場の真ん中に引っ張り出し、
全員で「ありがとう〜!!!」って叫ぶ、
そんな演出を
自分たちで勝手につけ加えていました。

先生たちも
思いがけない演出にうるうる…
親たちも、うるうる…

こうして、小学校最後の運動会は
感動のうちに終わり、

長女にとっても
忘れがたい思い出になったのではないかと、
勝手に想像しています。

ただ…

この運動会の経験は、
感動秘話では終わりません。

こういう彼女の気質が、
この7年後ぐらいに
ちょっとした問題を
引き起こしてしまうんですねえ。

いやあ、子育てって
ホント、むつかしい。

いつも叱られてばかりの長女を、
ちょっとでも褒めてやりたいと思う。

でも、褒めたことによって
びっくりするような事件が起きてしまう。

しかも、
その事件が起こるのは
20歳の誕生日を迎える2週間前のこと。

そこそこ大人になってからでも
いろんなことが起こってしまうんです。

#29あたりで
詳しく書けると思いますので

もうしばらく
長女の成長日記に
お付き合いくださいませ。


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