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【そして思い出し笑い〜こんな子、育てましたけど】 #19 夫のこと。

ひとりで空回り…と書きましたが

なにしろ、うちの夫がおっとりした人で

子どもの将来について
夫婦で語る…みたいなことは
はっきり言って、皆無でした。

うちの夫は
本人いわく、
子どもの頃から
ぜんぜんお勉強ができなかったらしく

ただ、美術の成績がダントツに良くて

小学校の頃から
絵画展に出品しては
賞をもらったりしてたらしい。

なので、高校は
美術系の学校以外に選択肢はなく、
すんなり決定。

高校卒業後は
税理士をしていた父親のツテで
デザイン会社に就職が決定。

…という道を歩いてきた人。

ちなみに、3人きょうだいの末っ子で
姉は12歳年上、兄は8歳年上。

道を歩く時も
誰かの後ろに付いていれば
どこかにたどり着く…という生活が
身に染み付いている人なので
もんのすごい方向音痴です。

一方の私は
そこそこの進学校に通い、
一浪して国立大学に。

受験戦争をくぐり抜けてきました。

実は私も
もんのすごい方向音痴なのですが
だからこそ、しっかりと道案内を確かめ、
地図を握りしめて歩きます。

夫のように、ぼーっと歩いたりはしないの。

こんなふたりなので
受験に対する価値観は
まったく合いませんでした。

結婚して間もないころ、
「パパは高卒やけど、
大学に行きたいとか、
思えへんかったん?」
って聞いたら

「ぜんぜん思えへんかった。
親のスネかじって大学行くヤツって
アホやと思ってた」と。

それ、
一浪して四年制の大学に行った私に言う?

こんな感じなので

私が、長女のことで
何を心配しているのか、
夫にはあまり伝わっていませんでした。

性格的にも
おっとりしているので

「行けるとこに行ったら
ええんちゃうん?」
てなもんで。

まあね。
わかってて結婚したんです、
こういう人だってこと。

そして、たぶん、イヤなんです、私
夫にあーだこーだ言われるのが。

「これがいいと思う!
こうしようと思う!」って
自分で決めたい人間なんですよね。

長女の高校進学についても

長女に合う高校は
どこだろう…と
ひとりで勝手に思案し、

勝手にいろいろ調べ上げ、

あの子にはココしかない!と
勝手に決め、

「こうこう、こういう理由で
アカネはA高校に行かせたいので
よろしく」と
夫の同意を取り付けることに成功し、

同時に、
受験にまったく関心がなく
どうやって志望校を決めたらいいのか
さっぱりわかっていなかった長女を
うま〜く誘導して

私の思い通りに
志望校を絞らせることにも
成功したのでありました。

(具体的に
どうやって誘導したのか、
何が高校選びの
決め手となったのか…は、
また次回の更新で♪)



PS.
夫は、教育には無関心だけど、
真面目にコツコツ働く人なので、

「住む家があって、着る服があって、
ご飯が食べられるのは、
パパが働いてくれてるから」
ってことは、

子どもたちには
ことあるごとに
言ってきかせました。

裕福ではないけれど、
この経済的基盤があっての
教育だということは
3人の子どもたち全員が
しっかり認識しています。

あと、
下の子ふたりは
お勉強ができる子たちだったので、

長女にとっては
「ウチとパパが
勉強でけへんグループ」
みたいな親近感が
あるみたいです(^ ^;;

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