うっかりものは地域おこし協力隊に向かないか
コロナ禍で地域の福祉プラザも閉館で、地域の会合という会合は中止。
地域とのやりとりの必要性を感じ、市に間に入ってもらって話し合いの場を設けてもらった。
すると、地域の方いわく、
「私たちは森に興味ないんだ。森は皆伐したら森林組合が5年間管理してくれるから、みんな皆伐したいと思っている。
それより、年寄りが多いんだから年寄りの喜ぶことをしてくれ。」という話だった。
なるほどーーー
元々、空き家活用をテーマのひとつに上げていたが、坂井原は貸してくれる所がほとんどなく。
必然的にテーマを変えた。そして、地域にあるものを活かしたいという想いで森づくりを始めた。
そうかぁ。
確かに最近地域とあまり関われてなかったと思っていた。地域とのコミュケーションはやはり足りていなかった。
地域にあるものを活かしたい、自然を活かした地域づくりをすることで、次世代に豊かな自然を繋いでいきたいという想いだった。また、自然を愛する、共感するひとが移住してくれるんじゃないかなというビジョンもあった。
そういう想いで森づくり活動に集中していた。
森林環境譲与税を使った仕組み作りなど、継続性のある取り組みをしていきたいと、慣れないながらにいろいろ模索していた。
若いひとを地域に呼び込もうと思ったら、いままでと同じことをしていては変わらない。
だから、地域おこし協力隊が投入されている。
田舎に移りたいひとは、豊かな自然を求めている。
ソーラーパネルや、皆伐してハゲ山ばかり、
だったら私はこの三原市久井町に移住しようと思わなかったと思う。
わたしは自然を活かした地域づくりが、持続可能な地域づくりだと信じている。
お年寄りに喜んでもらうことも大切だと思う。
けど、若い世代や子どもたちや豊かな環境を育むことも大切。
それをやるひとも必要だと思う。
年寄りが多いからって、年寄りの喜ぶことだけにフォーカスしていいはずがない。
せっかく来たんだ。やれることをやりたい。
特性を活かして、やっていきます。わたしが入ったからこそできることを。
地域に知ってもらう工夫もする。
けれど、それでも理解してもらえなかったら、必要としてもらえないんだったら、
理解してもらうために、あまりにもエネルギーを注がなければならないんだったら、
正直否定され続けたら疲弊するし、ここでの自分の存在意義も見出せない。時間もエネルギーももったいない。想いを共有できる場所に移るということも選択肢にあっていい。
やれるとこまでやってみる。
応援してくれるひとがいてくれたから、今までやってこれた。
否定する、叩くエネルギーに対抗するのは疲れる。うまく波乗りの要領でいけたらいいな。
大きい波を正面から受けるんではなく、波が来たら潜ったり、飛び越えたり。乗ったり。
否定されるのはすごく苦手。
正直かなり、うっかり屋だし、迷惑もいっぱい掛けていると思う。それでもわたしの元気とやる気を買って、応援してくれる方たちがいる。
あと少し、もう少しがんばれるかな。
いままでの活動のなかで、叩かれて傷ついてるのも正直なところだけど、あと少しがんばってみよう。
むかし山であそびまくったおじちゃん達(70代)が応援してくれてる。
わたしはそんなおじちゃん達が山で思い切り味わったことを、自然との繋がりを、子どもたちが味わえる環境を少しでも残せたらと切に想う。
田舎が生き残るためには(人間社会が生き残るためにも)、全力で田舎らしさ、豊かな自然を守ることだと思う。
森づくり(皮むき間伐WS)の写真を。
森での体験は最高の自然体験。
そして、最高の親子コミュケーション。
三原市が豊富な自然を本気で守る自治体でありますように。
そんな地域にわたしは住みたい。
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