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海のことを考える サンゴショーウィンドウ

本日、6月8日は世界海洋デー(World Ocean Day)です。

世界海洋デーは2008年12月5日に国連総会にて制定された国際デーの1つで、海について考え、感謝をする日とされています。

6月8日は世界海洋デー

世界海洋デーは、元々は1992年6月8日の地球サミットでカナダが提案したもので、2009年に国連が正式に国際デーとして制定されたそう。
現在では世界海洋デーは国を超えて、海のことを考える日となっており、世界100カ国以上で海をテーマとしたイベントが開催されているそうです。

海遊館へ

先日、私たちモリトも "海のことを考えるキッカケ" となるようなイベントに参加しました。

それは、大阪にある水族館「海遊館」で3日間限定で行われた特別企画「サンゴショーウィンドウ」です。

「サンゴショ-ウィンドウ」は、海遊館の水槽のリニューアルに伴い、魚を展示水槽からバックヤードに移動し、海水を抜いた展示空間を舞台に、海洋プラスチック等を再利用して作られたファッションアイテムで彩るという特別企画展示(5/12~5/14)で、モリトの商品を使用したファッションアイテムを展示いただきました。

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海遊館さまのご厚意でイベント初日に立ち会わせていただきました。

当日は朝からいい天気!

海遊館の担当の方にご案内いただき、関係者通路から会場につくと、目の前に大きな水槽が現れました。

たくさんのメディアの方が取材にお見えでした

今回リニューアルされる水槽は海遊館の開館以降 33 年間に亘り世界最大級のサンゴ礁と、そこで暮らす熱帯性の魚たちの生態系を再現した「グレート・バリア・リーフ」水槽(魚類 72 種 800 点)で、4階から6階までを貫くとても大きな水槽です。その水量は一般的な25mプール1杯分にもなるそうです。

この大きな水槽の海水を抜くためには、魚たちを移動しないといけません。しかも、生きている魚たちを傷つけないように、やさしく、丁寧に。一体、どれだけの時間がかかったのだろう?と想像するだけで、大変な作業だったと思います。

海水のない水槽は上の方までクリアに見るコトができて不思議な感じです

空っぽになった水槽。

なかなか見るコトができないですよね、貴重な体験です。

サンゴショーウィンドウ

サンゴ礁をバッグにライトアップされ、カラフルな衣装を身に着けています

そこに並べられた、8体のマネキン。

「水槽の中にマネキン?」

来場のお客様からもそんな声が聞こえてきました。

マネキンが身に着けている服や小物は、海洋プラスチックごみや漁網等を再利用して作られたファッションアイテムで、モリトもRideecoからハット(帽子)やブルゾン、Tシャツ、スカート、バッグなどを展示いただきました。

廃漁網を原材料の 一部としてリサイクルした生地「オーシャンカレント🄬」を採用したアイテム

ちょうどマネキンたちの正面にある水槽ではジンベエザメが悠々と泳いでいました。

世界で一番大きな魚ジンベエザメが泳いでいました。

水槽の中からお魚たちも見てくれたでしょうか・・・

当社グループが取り組んでいるプロジェクト Rideecoは、その活動のひとつとして、海洋プラスチックごみの主な原因の一つである廃漁網を活用した、樹脂パーツ、テープ、生地などの開発を行っています。
これらを使って様々なブランドと協業し、環境への配慮だけでなく、機能性にもこだわった、帽子・ペンケース・スクールリュック・バッグ・洋服・靴・ハンモックなど幅広い商品を発信しています。

「海」につなげる

海の中では、多くの海洋プラスチックごみがあり、2050年には魚の量を上回るという試算もなされているそうです。

今回のサンゴショーウィンドウは3日間限定の展示でしたが、ご来場のみなさまが思いがけず出会った、【空っぽの水槽】に【マネキン】という不思議な光景をキッカケに、海について考え、そこに暮らす生き物たちのコト、海洋プラスチックごみという存在を知っていただくことが、小さくも大きな一歩につながると信じています。

私たちは、Rideecoの活動を通じて、身近なアイテムでサステナブルを「あたりまえ」にするべく、これからも取り組みを推進していきます。

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みなさんが好きなお魚は何ですか?
そのお魚が泳ぐ海は、今、どうなっているのでしょう?

そんなふうに、30秒だけでもいいので、海のコトを考えてみてはいかがでしょうか。そしてこの記事を読んだ方が内容を誰かに伝えたりすることで、海を守る行動が広がったら、すごくうれしいですね。

最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。
広報担当のナギがお届けしました。