抹茶を飲め。Appleのメモアプリ使え。人間は記事を書く。それはなぜか。韓国そうめんおいしそう。/ 『あとで読むいま読む』 第1回


はい、というわけで、今回が第1回となります「あとで読むいま読む」です。森が後で読む(Read It Later)に保存した記事を今、読みながら、その感想を音声入力で記事にしていきます。音声入力での記事作成はなにぶん初の試みですから、うまくいかないこともあるかと思いますけれども、最後までよろしくお付き合い下さいませ。




ビジネスパーソンが抹茶を飲むべき7の理由

まずこの記事が面白かった。

記事を見るとどうやら著者はセールス系のコンサルタントらしくて。クライアントの売り出しのために書いてる記事っぽいので、言ってみたらスポンサー記事と同じなんだけれども、抹茶を飲むべき理由を「コーヒーを飲むのと比べて」説明してくれているところが非常に刺さったね。

この記事を読み終わったら「一体なんで自分たちは日本に住んでいて、抹茶なんていう素晴らしいものがあるのに、コーヒー何かをわざわざ選んで飲んでいるんだ?」って気持ちになる(笑)。

7つの理由と書いてあるけれど、そのうちのいくつかは「おいしい」みたいな理由なので、ぶっちゃけ「7つ」と言うのは、無理くり設定ってだけなんだけど、「コーヒーだと歯にステインがつく」とか、「コーヒーと比べて、抹茶はカフェインの効き方が緩やか」といったメリットは聞き捨てならない。

この記事を読んで、自分も早速お茶屋さんに行って抹茶買ってきたよ。 茶筅(ちゃせん)も買ってきてお茶を点ててみたんだけど、自分のお点前がイマイチすぎてがっかりしているとこ。

でも上手くいかないことも面白いし、抹茶の鮮やかな緑は見てるだけで気分がアガる。最近はコーヒーを飲む量が減って抹茶を飲む量がどんどん増えている。結構高いお抹茶でも、コーヒーだって昨今は値上がりしてるから、実は抹茶の方がコスパが良いとすら言えるかもしれない。

まぁこういうのってちょっとしたきっかけで少しずつ変えていく行動が、生活の大きな変化につながっていったりするじゃない?茶色が緑になっただけで人生も大きく変わるかもよ。というわけで、みんなも茶を点てれ。点ててこませ。


今、テレビ番組の告知は【切り抜き】がアツい!

これもなー。読んでかなり衝撃を受けた記事だった。番組の宣伝としてオフィシャルのトレーラーよりも切り抜き動画の方が効果が高いという話は目から鱗。まあ、自分は家にテレビがなくて一切テレビ見てないし、TikTokもやってないから、ザ・知らなかった世界、考えてもみなかったワールドって感じ。なるほど。

最近、ひろゆきの本を読んだんだよね。彼の認識の中では、自分はニコ動や2ちゃんねるで成功はしたものの、ちょっと過去の人になっていて、オワコン扱いされていたところ、切り抜き動画という戦略で復活した!というふうになっているらしくて。切り抜きがいかに面白いか、 なぜ自分は切り抜きを許すのかについて、著書の中で結構語っていたんだよね。

ひろゆきなんかは、わざと自分が切り取られることを前提に、切り取られたバラバラの、断片化した知識に開き直って、自分のキャラクターが一人歩きすることを受け入れてるし、そのことを誇ってすらいる一方、主にリベラルな立場にいる人たちは、切り抜きを嫌う傾向にある気がする。

もちろん、発言の一部が曲解されれば、たとえばマイノリティーの発言が一方的にマジョリティーの前にさらされ、攻撃を受けることにもなりかねないわけで、切り抜きを自由に許すと言うのはなかなか難しいことなのかもしれない。

ただ最初から切り抜き前提で戦略を練っていくひろゆきと、 それを許さない、許したくないと、発言する場所を選んだり、制限しよう、コントロールしようとするしかないリベラルの非対称性が、これから非常に問題になってくるんじゃないかと、この記事を見て思った。

自分も他人に勝手に切り取られたくないという気持ちはあるものの、いくらそう言っても切り抜きは防ぐことができないわけで。

ひろゆきの言う通りにするなんて嫌だとリベラルの人は思うかもしれないが、実はひろゆきと全く同じことを言っている人がいる。オードリータンだ。彼女も自分について勝手なことを言っている人たちは、それはその人たちの心に映った何かについて話しているのであって、別に自分とは関係がないといったマインドであるべきだと著書の中で語っていた。

 インターネット上で誰かが私にコメントしたとしても、それは私ではなくその人自身が作ったものなので、反応するかしないか、どう反応するかは私が決めることができます。インターネット上には私に対するコメントや悪口があり、私はすべてに答えるわけではありませんが、返信するときはその中から建設的な部分をピックアップして返信しています。
> このようにして不特定のインターネットユーザーと何回も相互にコミュニケーションを図った後、彼らは私が罵倒には反応しないが、具体的な提案をすると反応するとわかり、徐々に効果的で合理的なコミュニケーションに向かっていきます。

[何もない空間が価値を生む]p.153

これから我々の世界はさらに断片化していく。情報がとんでもない速度で、いつでもどこでもどんなシチュエーションでも、手元のデジタルデバイスから流れ込んできて、人間の処理能力を圧倒的にオーバーしてしまう時代はもう止めることができないだろう。

止めることができないのに「そんなの許せない」と言い続けるのか。それともそれを受け入れ、より良い世界を作っていくために戦略を考えるのか。どちらの方が可能性があるだろうか。


「ズバリ言います」と書いてはいけない…ChatGptにすら負ける"つまらない書き出し"5つのパターン 「つかめないつかみ」になっていないか - PRESIDENT Online

ChatGPTに関する記事は溢れまくってるし、最近ではもうその単語を聞くだけで「ウザッ!」って気持ちになるけれども、この記事は「ChatGPT」と書いてはいるものの、実は人工知能とはあまり関係がなく、 ライターのスキルの1つである「つかみ」をいかにうまく書くかについて非常にわかりやすく説明している。

まぁ簡単に言うと良い「つかみ」とは、読者を期待させ、その期待にちゃんと応えるものだという内容なんだけど、ライターである著者の具体的な実例を交えた説明が面白い。

最近ちょっと気になっていることがあるんだけれど、短文投稿、SNSの普及によって、 逆に、ブログの役割が見直されている。そういう流れはあると思う。で、そこまでは良いのだけれども、ブログだからといってやたら長文を書く人や、ブログは定期的にアップしなければいけないってんで、ルーティン的にブログ記事をアップしていく人が非常に多いのが気になったんですよね。

本人がブログを書くのをとても楽しみにしていて、書くこと自体が喜びであると言うことであれば、別にそれでもいいけれど、読み手からすると特にたいした情報がないのに、ただ ニュースレターだからといって、毎週更新される記事や、これ一言でまとめれば、簡単に数秒で説明できることをなぜここまで冗長に引き伸ばして書いているんだろう?と疑問に思うような記事も少なくない。

ChatGPTが普及すれば、長い文章を書く事はとても簡単になる。ぼくも今回からこの記事は音声入力で全て書いている。 音声入力、つまりしゃべった通りに文章が入力されるということは、作る方からすると、とても便利なことではあるものの、話し言葉なので、やはり冗長になりがちだ。

コンテンツの生成は、より便利に効率的に短時間でできるようになるのに、他方で 我々の時間は有限であり、情報のチャネルも量も加速度的に増えていくばかり。こうなると、コンテンツの需要と供給が圧倒的なアンバランスを起こしてしまう。

その時に大事になるのが「つかみ」だ。インパクトのあるつかみで読者を期待させること。その期待をきちんと満足させてあげること。

つかみが大事とだけ言うと、単なるテクニック論のようだが、記事とは「そもそもどうあるべきか」「なぜ記事を書くのか」「読まれたいのはなぜか」という根本を問うてきてる記事だと思った。


Obsidianを使わないメモ整理の例

情報の整理にObsidianを使っている著者が「ちょっとしたことであればObsidianではなくメモアプリで整理する方が効率が良い」という1つの事例を紹介している。

ぼくはObsidianは使ったことないけれども、というか、えっと、

Apple公式のメモアプリが最強っていうかチートすぎるんですよ!!

ぼくも最近、メモの取り方、情報の整理の仕方、アウトラインの作り方、いわゆるスループットを見直してる最中なんだけれども、Appleのメモアプリの使いやすさ、機能、デバイス間連携、安定性は他の追随を許さないと思う。

またどこかでそういう記事を書いてみたいと思うけれども、自分も最近はとにかく何かあればメモ。メモ。メモ。一番使っているアプリはAppleのメモアプリになってる。
道具にこだわったり、いろんな道具を選定し、その組み合わせでベストな環境を構築しようとすることは、それ自体とてもおもしろいのでついつい熱中してやっちゃうんだけれど、選んだ道具が多くなればなるほど、その中のどれかが、質が落ちたり、バグがあったり、特定機能がなくなったり、サービス自体が停止してしまうなんてことがあり、そうなると途端に連携が取れなくなって、一瞬で「ぼくがかんがえるさいきょうのちてきせいさんかんきょう」が崩壊してしまう。

そういうことで言うと、Appleのメモアプリの安心感はやばすぎる。

Evernoteの問題で、最近なんかユーザが揺れてたみたいだけれども、そういうこともおとなしくAppleのメモを使っていればなかったわけで。

道具は、単にその性能だったり機能からだけではなく、安定性や「必要な道具の種類を(多少の冗長性は残しつつも)最低限にする」といった格率からも選ばれるべきだと思う。


グリンピースのコングクス

最後はぼくのお気に入りのMastodonアカウントから。農業をやっているそんゆかさんの投稿。

韓国のそうめんらしいけど、毎回写真が色鮮やで美味しそうで、見てるだけで体がきれいになるような……あー、自分も同じような料理を作って食べてみたい。

というわけで、今週はここまで。またねー!!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?