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【即興詩】2022/02/25「路上」

屋根もなく
椅子やテーブルもなく
雨の滴るような場所でも
そっと生きることはできる

生きていることに意味はない
あるのは紙一重の
喜びと 苦しみだけ

西成のスーパー玉手の前にゴロゴロしていた路上生活者のことが、時々ふと頭をよぎります。
彼らはどう感じて、どう生きているのか。
人によっては「そんなことを思うなら支援の一つでもしてやれ」と思ったりするのでしょうが、きっとそれぞれ感じることも違うでしょうし、そもそも支援とはいったいなんぞやという思いもあります。
ありがた迷惑という言葉は本当にそうで、善意の押し売りほど鬱陶しいものもない。
私の幸せや価値そのものを、あなたが決める資格はない。
そんな風に感じる瞬間が、生きているとごくたまにあります。

悲しみたいのか、喜びたいのか。
選んでいるのは、いつだって自分。

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