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2021/07/02 即興詩「栄華の国、その後」

確かに築いてきた地位や名誉は
どれだけ綻びがあろうと
一旦は格好がつく
腐っても、という言葉は
いつの時代にもあった

またこの時代に生まれた
私は国の結末を知っている
それでもなお 今の暮らしを
必死に守り続けようとする
その姿に 私は何を伝えられようか

来る日もくる日も
目に見えて悪くなる情勢に
文句どころか
希望を持ち
生き続ける
それだけの誇りが
この国にはあった

あの夢から覚める頃には
彼らがどうなったか 
知る術はない
何度繰り返そうと
未来永劫
知る由もない

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夢の内容を言葉にしようとすると、どうしても固有名詞が思い出せないのが悩みです。
いやまあ、悩んだところでどうにもならないのですが、気持ちが悪いというのと、ああ、もったいないなあと思うのが辛くなることがあります。

少なくとも、夢というのは自分だけが繋がった世界です。
他の誰かに共感を求めても、通常何にもなりません。

夢分析に興味があるのですが、知りたくないことも明らかになりそうで、未だ踏み出せずにいます。

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