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2021/07/03 即興詩「一つの宝」

宝の山よりも
一つの宝を
僕が大切にしたいものは
そんなに多くない

金銀財宝は
価値がある世界でしか
価値はない
僕にとって価値があるものは
僕の価値観の中にしかない

大事の程度も
人それぞれで
僕はあの人ほど
持ち物を大切にできない
だけど 確かに大事だ

自分が大切にしたいものの
処遇については
誰にも文句を言われる筋合いはない
私があなたの大事なことを
そんなやり方ないよなんて言ったら
悲しいでしょう?
悲しいんだよ
そんなふうに比べられることが

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SNSでいかに映えるかを問われるような時代になって、人による価値観の違いがより明確になった気がします。

それのそのまま受け入れる、それをそれとする、というようなことが、この時代には求められている。差別問題は、その際たるです。

僕の地元では、未だに部落差別のある地域がある。
信じられないことですが、人の意識というものは誠に恐ろしいもので、しかし当事者にとっては重大なものさしなのです。
果たして、解き放たれることが正なのかどうかはわかりませんが、近くにある価値観を否定しないようにしたいものです。

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