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2021/07/12 即興詩「人生が、スイッチする」

いつからか
僕の意識が
別の人生を歩んでいる気がするのは
きっと僕が
一度何かを
諦めたからだろう

明日になれば
また違う僕が
顔を出すと
信じて疑わなかったあの頃は
朝を迎えるのが
楽しみで仕方がなかった

暮らしの中の
小さな喜びさえ
僕の恒常性を
変えることはできず
そんな風に
僕以外の何かに
期待していることが
嫌で嫌で
嫌で嫌で

それでも
何かに期待できたあの頃は
きっと 輝いていたのだろう

あの頃と違う人生を
僕は歩んでいる
そのことを
諦めるために
僕は生きている

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5年生きたなら5年分の、30年生きたら30年分の積み重ねがあり、それが自ずとパターン化するつまらなさは普遍的にあると思います。

しかし、積み重ねることで研ぎ澄まされる「意志」がある。
それに気づくことができるかどうかは、きっと「わたしの意図」を信じることができるかどうかなのでしょう。

たぶん、私はとっても幸せです。
できるだけ、何も知らないように生きていきたい。

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