今年の夏は、オリンピックだけではない
柔道や卓球、ソフトボールなど様々な競技で盛り上がりを見せている東京2020オリンピック。
選手たちの活躍を見ていると、私含め多くの人々に勇気を与えてくれる。
そんな中、人々に勇気や希望を与えるのはオリンピックだけではない。
高校野球もその一つだ。
昨日、佐賀大会の決勝が行われ
東明館が佐賀北に2-0で勝利し、春夏通じて初の甲子園の切符を掴んだ。
秋・春の県大会を制し、県内公式戦では6月のNHK杯で優勝した佐賀学園に負けた1敗のみである。
6年前まで高校球児として様々な高校と対戦し、引退後も毎年食い入るように高校野球の情報をチェックしている私の感想は、『まさかこんな日が来るとは思わなかった。』
私が高校球児時代の東明館といえば、『部員ギリギリ』、『頭のいい進学校』、『私立にしては大したことない』という印象を持っており、
実際に夏の県予選でベスト8以上に入るのは、2019年大会のベスト4が最初である。ここ最近力をつけてきた学校である。
平成27年度から、野球部を学校の強化指定部活動に認定。そこから、学校の所在地である基山町と近い、福岡県を中心とした県内外から有望な選手が集まるようになった。
『県外出身者ばっかりで、佐賀の代表に相応しくない』
そんな声も上がるかもしれないが、一度考えて欲しい。
僕は、自分自身を高めて本気で甲子園に行きたいと思って、わざわざ県外の私立高校に行く覚悟のある選手に敬意を称したい。私自身がそんな覚悟が1ミリもなかったからだ。
甲子園出場校も、約9割は私立高校で野球推薦があるような高校がほとんど。だが、そこに所属している選手達は相当な覚悟を持って、野球に励んでいるはずだ。
中には、東明館のような進学校で文武両道に努める学校もある。
そんな努力の成果を、甲子園という大舞台で発揮する姿をみんな見て欲しい。
オリンピックも最高の晴れ舞台。
高校球児にとっての最高の晴れ舞台も
この夏、2年ぶりに帰ってくる。
昨年最高の舞台に立てなかった選手達の想い、コロナの感染拡大で出場辞退した高校の想い、負けた高校の想いなど様々な想いを胸に、頑張ってほしい。
2年ぶりに、熱い夏がきた。
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