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僕が勝手に憧れている有名人を紹介します(プロ野球 鈴木大地選手)

僕の好きなものについて一旦言語化し終わったのですが、まだまだ退屈な日々が続くので、適当にテーマを決めて言語化しようと思います。

突然ですが、憧れる=そんな風になりたい!って心から思えることだと思うんです。そういう視点から行くと、僕は憧れの存在はご紹介する鈴木大地選手の他には思い当たりません。

鈴木大地選手(東北楽天ゴールデンイーグルス)

鈴木選手は、昨年度まで僕が応援している千葉ロッテマリーンズに所属していたプロ野球選手です。今年からFA(フリーエージェント)制度を利用して、東北楽天ゴールデンイーグルスに移籍しました。そんな鈴木選手の特徴とは何なのか、鈴木選手で検索すると、スポーツ大手のnumber社から鈴木選手における記事が出ており、そこにはこのように表現されていました。

真面目で、律儀で、熱い男、鈴木大地。若手のお手本となり、リーダーとして必要とされる人材。「FA、すごい」と繰り返した6年前。
鈴木大地、楽天でもリーダーシップを。

まさに書かれているとおり。我々ファンが思う鈴木選手一番の特徴は、その真面目さ、律義さ、そしてチームの勝利のために片時も全力プレーを怠らない熱さがもたらすそのリーダーシップです。

華やかなスター選手と比べると、鈴木選手は地味だと思われることも多いようです。3割の打率を残せるわけでもなく、ホームランを量産することができるわけでもなく、華麗な守備を見せることも多くはありません。ただ堅実に2割6分、10本の成績をコンスタントに残し、堅実な守備を1年間けがせずに続けることができます。レギュラー格の選手にもかかわらず、守備位置を選びません。2019年シーズン、鈴木選手は一塁、二塁、三塁、遊撃、外野全てのポジションをこなしています。その時のチーム状況において最も必要なポジションを守ることでチームの勝利に貢献することができます。

そして、試合中、特に守備中は常に投手に声を掛けます。テレビで見ていてもわかるくらい頻繁に投手のもとによって、激励しています。テレビを見ていると頻繁に、解説の方が、「大地はいつも最後まで残って練習をしている」と話しています。打席に入る前は必ず一礼をします。読売巨人軍の阿部慎之助コーチも、毎回一礼する選手は鈴木選手くらいしかいないために「真面目だ」とテレビ番組で話していたのを見たことがあります。

そんな、チームの勝利の為にできることは何でもやり、愚直に、真面目にプレーする鈴木選手に、影響され、チームが活性化する。鈴木選手の特徴がリーダーシップだと言われる大きな理由の一つだと思います。東洋大時代には史上初めて3年生で副主将に選ばれたという逸話も残っています。プロ3年目での抜擢は異例の早さ ロッテ・鈴木大地内野手が主将に選ばれたワケ

そして鈴木選手のチームの勝利に対する姿勢は、時に圧倒的な勝負強さを生み出します。

2019年6月16日、ロッテ対中日の試合。ロッテは交流戦で低迷しており、この日も投手陣が崩れて、9回裏までで5点のリードをされ絶望的な状況。しかしあきらめないロッテは先頭の鈴木選手がこの日2本目となるソロホームランを放つと、中日投手陣の乱調もありその後3点を返し一点差、9回2アウト満塁という場面で再び鈴木選手に打席が回ってきました。凡退すれば負け、ヒットを打てばほぼサヨナラというシーンです。

https://youtu.be/1lA9k2isnzg?t=14207 3分でいいから見てほしい!

この実況の方は一貫して落ち着いたトーンでいつも話すので、ここまで声を荒げているのは非常に珍しい。それほどの興奮があったという事です。

そして続けるようにして実況の方と解説の黒木さんは次のように述べています

実況:バットは折れたんですが、打球が一二塁間に行きました。何かあのー、鈴木大地のですね、執念というか、想いが打球に乗ってましたね。
黒木:やっぱりその、一生懸命やっている選手に対してはね、野球の神様がご褒美くれるんですよ。
実況:まさにそんな最後の逆転サヨナラタイムリー。
黒木:練習なんかも一番最後までランニングやってるんですよ。鈴木選手はそんな地道な作業やりながら、大仕事してくれる男なんですよね。
実況:鈴木大地は今シーズン、3回目のサヨナラ打。なんという勝負強さ。彼の真面目さと、明るさと、闘争心。間違いなくチームを支えています。いやあ凄い選手です。

ここで述べられたことが全てだと思います。

そんな鈴木選手は昨年まで、打席に立つ前、登場曲のファンキーモンキーベイビーズ「告白」が流れた後、日本一ハードな応援をするマリーンズファンから、「大地~~」という声が自然と発せられます。チームを支える姿勢はファンの心も動かしていました。

どんなところに憧れているのか

勿論、野球選手として憧れているという意味ではありません。もうちょっと抽象的な意味です。

ただチームの勝利の為に、ひたむきに自分のできることをする。ポジションを選ばず、最も必要とされることをする。常に真摯に、全力で、絶望的な状況でも闘争心を失わず周りを鼓舞できる。ずば抜けた力はないが、普段の姿勢から自然と周りがついてくるためリーダーとして慕われる。そして、大事な場面で大仕事ができる。

ご本人にはとても失礼な表現ですが、何か僕と似た部分があるように感じ、共感し、こんな姿を目指したいと結構本気で思っています。

そういえば、この話を某就活支援サービスの社会人メンターの方に話したらこんなことを言われました。

「その鈴木選手の姿は確かに憧れかもしれないけど、あなたは鈴木選手と知り合いではないよね?あなたが見ている範囲では憧れられる姿かもしれないけど、裏では全く別人かもしれない。だから僕は、憧れの人はもっと身近に置くべきだと思うんだけどどう思う?」

それに対して、僕は次のように答えました。

「僕が憧れているのは、僕が見えている範囲の鈴木選手の姿なのであって、裏の姿まですべてに憧れているわけではありません。確かに裏の姿が憧れられないようなものだったらショックは受けますが、だからと言って僕の憧れの姿が僕の見えていた範囲の鈴木選手であることに変わりはありません。なぜなら、その姿は鈴木選手でないといけないわけではないからです。チームの為に、自分のできることを全力でできるという事自体に憧れているという事が分かっているからです。」

その時は反射的にこんなことを言いましたが、あながち僕的には間違ってないと思います。それ以上に、会話の中で言語化したことによって、サッカーを見てても、e-sports見てても、チームの為にユーティリティな活躍をしつつリーダーシップの取れる選手を見ると自然と熱が入っていることに気が付くようになりました。

FA移籍

そうはいっても、鈴木選手が自分自身の成長のため、という大義名分で、FA制度を利用し、東北楽天ゴールデンイーグルスに移籍したことは僕にとっても結構ショックでした。ショックを受けた多くのファンはSNS等の鈴木選手に対して誹謗中傷を繰り返しています。いまだに鈴木選手関連のニュースはロッテファンの間で大炎上するので気味が悪いです。(ロッテファンである以前に、人として終わってる)だけど、ある意味それは鈴木選手がファンにも慕われ、彼ならロッテに残ってくれるという期待感を勝手に持たされるくらいチームにとって重要で、魅力的な存在だったという事の裏返しなのだなと僕は解釈しています。(ただ誹謗中傷はやめろ)

思うがままに書いてたら3000字超えてました。単位もらえそうですね。僕自身、鈴木選手に憧れていた理由を端的に言語化するとこれほどまでになるのかと驚いています。個人のことについて書いてるので、画像とか入れれないですよね~~こんな文章ばかりのnoteを最後まで読んでくれた方、ありがとうございます。

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